ポータブル電源 PowernessのHiker U1000をキャンパー目線で解説
PowernessのHiker u1000をご紹介します

こんにちはochanです。

今回は大容量ポータブル電源のPowerness(パワーネス)の Hiker U1000をキャンプで使用する目線で詳しく説明していきます。

ポータブル電源はキャンプでもLEDランタンをはじめスマホの充電をしたり、夏なら扇風機、冬なら電気毛布の電源として今や必要なアイテム。

最近のキャンプではこのポータブル電源がすっかり欠かせないアイテムの一つになった感があります。

個人的には今回ご紹介するこのPowernessさんのHiker U1000がポータブル電源として3台目になります。

そんな僕が今回Hiker u1000を使ってみて思ったのは、当たり前かもしれませんが4年前に購入した2台目のSuaoki製に比べ、この最新のPowernessのHiker U1000の性能が想像以上の進化を遂げていたということです。

PowernessのHiker U1000を使ってみて僕が進化を感じたのは主に次のようなポイントです。

Hiker U1000の主な進化ポイント
  • スマホのワイヤレス充電に対応
  • PD100WのUSB-C出力に対応
  • 折りたたみ式のハンドルによるフラットな上面
  • BMS(バッテリーマネージメントシステム)をはじめとする安全性への配慮
  • 大容量(1166Wh)なのに軽量コンパクト

この記事ではPowernessさんの紹介をはじめ、上記のようなHiker U1000をベースにPowernessのHikerシリーズポータブル電源の進化ポイントや仕様について、初めてポータブル電源の購入をお考えの方にもわかりやすく、かつキャンパー目線にこだわって紹介していきたいと思います。

それでは、最後までごゆっくりとどうぞ。

この製品はPowerness Japanさんのご厚意によりご提供いただいたものです。

Powernesのホームページ

製品に対する感想はあくまで私個人の見解になります。

はじめにPowernessについて紹介します

Powernessは、ポータブル電源の分野で 12 年以上働いた専門家チームによって、2020 年に米国で設立されました。

出来たばかりの新しいブランドですので、今はまだあまり知られていないと思います。

そこでまずPowernessの紹介から始めたいと思います。

今回はPowerness Japanマーケット担当の木下梨々子さんにQ&A形式でアンケートの結果をいただきました。

梨々子さん、どうもありがとうございました。

それではいってみましょう!!

Powerness本社の所在地はどこですか?

本社の住所は992 Tischler way,pomana CA 91768,CAです。

Powerness Japanの所在地はどこですか?

現住所は東京都中央区銀座にありますが、今は会社住所を移転しており、新しい日本の支店住所は千葉県成田市です。

ポータブル電源の工場はどこにありますか?

ポータブル電源の工場は中国深センにあります。

Powernessのブランドの誕生はいつですか?

2021年(令和3年)2月1日です。

日本以外の販売国を教えてください。

現在、当社の製品は、米国、カナダ、ドイツ、ポーランド、チェコ共和国、スロバキア、ウクライナ、フランス、アイスランド、キプロス、スペイン、スロベニア、デンマークなどの国で販売されています。

ブランドポリシーを教えてください。

Powernessは先端的で環境に優しいエネルギーソリューションを提案することを使命としています。

弊社のスローガンは「Always be powered!」です。その中には私たちがユーザーに伝えたいメッセージが込められています。

「人々がいつもパワーがあり、活力が溢れ、励まされている状態で生きている」という願いが込められています。

暗闇の光となり、冬の暖かさとなり、災害時に支えとなり、喜びに寄り添ってくれる、ずっと人々の生活に寄り添う存在でありたいという思いで全力を取り込みます。

Always be powered!

アフターサービス体制を教えてください。

楽天市場アフターサービスシステム」+「Amazonアフターサービスシステム」+「自社アフターサービスシステム」の体制でユーザー様に対応しています。
(当社の製品についてご質問や提案がある場合は、いつでもservice@powerness.comまでご連絡ください。)

製品づくりのこだわりを教えてください。

弊社の製品づくりには、品質に対する厳しいこだわりがあります。材料の選定から製造まで、最高水準の品質管理を実施しています。また、お客様のニーズに合わせて常に改善を続け、より良い製品を提供することを目指しています。

梨々子さんからユーザーに伝えたいことがあれば。

当社は、すべてのお客様に価値ある製品・サービスを提供することをモットーにしております。
お客様のご要望やご意見を大切にし、製品の品質向上やサービスの充実に努めてまいります。
お客様に最高品質の製品を提供することを心がけていますので、是非弊社の製品をお試しください。

木下梨々子

キャンプで使うポータブル電源選びのポイント

それではここからポータブル電源についてお話します。

まずキャンプで使うことを想定したポータブル電源の選び方について詳しく説明します。

powerness

使い方に適した容量の機種を選ぼう

まず知っていただきたいのが、 ポータブル電源の容量が大きいほどデバイスに長時間電力を供給できるということ。

また 出力ワット数が大きいほど、高出力なデバイス(電気製品)を使うことができるようになるということです。

ポータブル電源の容量・出力だけを考えれば大は小を兼ねるのですが、大きくなると一方で重量が重くなって持ち運びにくくなったり、余計なコストもかかってしまいます。

そこでまずキャンプで①どんなデバイスを使いたいか? ②何泊までのキャンプに対応したいか?③使用する人数は?の3つについて考えるところから始めましょう。

その上で容量、出力を考えることが使い易いポータブル電源を選ぶ一番大切なポイントです。

電気器具の使用可能時間と充電回数

それではポータブル電源のクラスごとにデバイスの使用可能時間を考えてみましょう。

下の表にまとめましたので、参考にしてください。

イメージが出来れば幸いです。

電気器具 300W 500W 1000W
Macbook Pro13.3''

(63.5Wh)

4.5回 8回 18回
iPhone 14
(16.4Wh)
11回 31回 71回
ミニ冷蔵庫
(60W)
約5時間 約9時間 約20時間
ライト(5W) 約59時間 約100時間 約230時間
家庭用扇風機(20W) 約15時間 約25時間 約60時間
ヘアドライヤー(1000W) 約60分

※キャンプでヘアドライヤーを使いたい方は少ないかと思いますが、もし使うならば対応可能な1000Wクラスのポータブル電源を適用する必要があります。

500Wクラスのポータブル電源では出力不足でヘアドライヤーを使うことができません。

キャンプでの使い方を考える

次に主要なポータブル電源のサイズごとに、キャンプでの使い方をイメージしてみましょう。

300Wクラスのポータブル電源

300Wクラスのポータブル電源は、1泊2日のソロキャンプ、デュオキャンプでスマホの充電やLEDランタンへの給電、夏場のポータブルファン(小型扇風機)の使用を想定した場合にはちょうど良いサイズとなります。

PowernessのHiker U300の容量は296Whでこのクラスに相当します。

500Wクラスのポータブル電源

500Wクラスのポータブル電源は、1泊二日の冬のソロキャンプでスマホの充電やLEDランタンへの給電、そして電気毛布まで使うときにはこのくらいの容量が欲しいところです。

デュオキャンプで電気毛布2枚分に電気を供給するのは少し心もとない感じがします。

またファミリーキャンプでは最低限このクラスから選ぶといいと思います。

PowernessのHiker U500の容量は515Whでこのクラスに相当します。

1000Wクラスのポータブル電源

1000Wクラスのポータブル電源になると夏キャンプでポータブル冷蔵庫を使ったり、冬キャンプで電気毛布を同時に2枚使用することができるようになります。ソロキャンプで連泊する時にもこの容量があると安心です。
また1000Wの電力が要求されるヘアードライヤーを使用できるのもこのクラスです。

PowernessのHiker U1000の容量は1166Whでこのクラスに相当します。

powerness

本体上面がフラットで車載しやすい形状がお勧め

車でキャンプに行くときは、荷室にキャンプ道具が満載されることが多いと思います。

僕の場合は荷室がいつも写真のようになっています。

いや、ほんとこの車載は酷いですね(;^ω^)

ポータブル電源の車載

このように車の荷室にポータブル電源を積み込む際は重いポータブル電源が荷物の一番下に置かれることになるため、ポータブル電源の上面はフラットになっていると上に積載される荷物が安定します。意外とこれはキャンーパーがポータブル電源を選ぶ上で重要なポイントです。

PowernessのHikerシリーズは下の写真のように折りたたみハンドルの採用により上面がフラットです。

HIKER_U1000真上から

※ただしポータブル電源の上には大きな荷重がかからない様な配慮しましょうね(; ・`д・´)

倒れにくい低重心タイプ

アウトドアでポータブル電源をテーブルやラックの上に置くときは、地面が必ずしもフラットではないのでポータブル電源が不安定になっていないか注意が必要です。

ポータブル電源がテーブルから落ちてダメージを受けると最悪ですよね。

USBをポータブル電源のポートにさし込んでいる場合は、テーブルの上でポータブル電源が倒れただけでも差込口が変形したり破損するかもしれません。(これは僕の経験談ですけど。)(;'∀')

そこで出来るだけ低重心で倒れにくい形状のポータブル電源を選びましょう。

PowernessのHiker u1000は本体が低重心なので倒れにくいポータブル電源。アウトドアで使っても安心感があります。

低重心のポータブル電源

NMCリチウムイオン電池 vs リン酸鉄リチウムイオン電池

最近はポータブル電源にリン酸鉄リチウムイオン電池を採用されているモデルが増えてきました。

PowernessのHikerシリーズはNMCリチウムイオン電池が採用されていますが、この2つはどちらもEV(電気自動車)で使用される電池として開発されたものです。

EVのバッテリーとしてどちらを選ぶかを考えると、コストvs性能の話に行きつくのですが、キャンプのポータブル電源でも考えるところは同じです。

両者の違いが気になる方も多いと思いますので、ここはじっくりと考えましょう。

HIKER_U1000の正面

Hikerシリーズは三元系(NMC)リチウムイオン電池を採用

PowernessのHiker u300、U500、U1000はNMC(ニッケル、マンガン、コバルト)リチウムイオン電池を採用しています。

いわゆる三元系リチウムイオン電池の一種です。

このNMCリチウムイオン電池はEV(電気自動車)では現在一番主流の電池

というのもエネルギー密度が高いことから軽量コンパクトになるのがこのNMCリチウムイオン電池の特長であり、EVのバッテリーとしてはそこが重要な要素だからです。

ただしNMCは名前の通りニッケルやコバルトなどの希少金属を使用するため、コストがどうしても高くなるのが悩みでもあります。

リン酸鉄リチウムイオン電池と比較した場合のNMCリチウムイオン電池のメリットをまとめると以下のようなポイントがあげられます。

NMCリチウムイオンのメリット
  • 小型で軽量
  • 低温環境に強い

逆にリン酸鉄リチウムイオン電池のメリットは以下の通り。

リン酸鉄リチウムイオン電池のメリット
  • 安全性が高い
  • 安価なコスト
  • 繰り返し寿命が長い

どちらの電池にも一長一短があるので用途に適した電源を選択するのが賢いと僕は思います。

NMCリチウムイオン電池は軽量でハンドリング性が良いので、BBQやキャンプなどで車からサイトまで電源を運ぶ必要のある場合や寒い場面で使用する際に適した電源です。

一方でリン酸鉄リチウムイオン電池は、電気器具を多用する車中泊などで車の中にポータブル電源を据え置き状態で使用する場合や、防災として自宅に置いておくときはコスト面で好都合ですね。

朝のテーブル

Hiker U1500はリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載

ところでPowernesには実はHiker U1000より一回り大きいHiker U1500という製品があり、こちらはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。

この製品は重量もそれなりに重い(17kg)のですが、防災用として家に据え置きするような使い方を考えれば重量はデメリットにはなりにくいですよね。

Powernessでは、自社製品の中でこのような使い分けをしています。

Powernessの安全への配慮

現在はリチウムイオン電池がモバイルバッテリーや掃除機、ノートPC、スマートフォンなどに広く使用されていて実際に毎年火災が起きています。

梨々子さんのお話にもありましたが、リチウムイオン電池の安全性については誰もが気になるところだと思います。

リン酸鉄リチウムイオン電池は最も安全な電池ですが、その逆にNMCリン酸リチウムイオン電池が危険な電池というわけではありません。

安全性の向上についてはポータブル電源各社が努力しているポイントだと思いますが、PowernessのHikerシリーズの安全への取り組みについてここで詳しくご紹介します。

powerness_安全性

 

Powernessの安全への取り組み
  1. BMS(バッテリーマネージメントシステム)を採用※1
    ⇒高温保護・過負荷保護・短絡保護・過電流保護・低電圧保護
  2. A級リチウム電池セルを調達
    リサイクル電池セルではなく、高品質電池セルのみ採用。高品質セル採用は高品質製品の生産基盤です。安全性と安定性を確保するために、DMEGC、LG chem、Samsung SDI などの世界トップ大手バッテリーメーカーからグレードA バッテリーセルを調達しているそうです。ここはとても重要なポイント。ポータブル電源は中が見えないためどんな電池が使われているかわかりません。メーカーにお話を聞くと粗悪な電池を使っているメーカーもあるそうで、Powernessはここにこだわって作っています。
  3. UL94(プラスチック材料の燃えにくさ)規格でグレード V-0 のABS樹脂とPC(ポリカーボネート)を使用。
  4. 温度検知センサー&スマート冷却ファン(最適な動作温度維持)
  5. 日本のPSE(Product Safety Electrical Appliance and Materials)認証取得※2
  6. Uシリーズポータブル電源の「防災製品等推奨品マーク」取得※3

※1:最近はEVの開発によりBMSが進化してきてます。ポータブル電源を購入する時は必ずBMSを搭載しているものを選ぶようにしましょう。

※2:電気製品の製造や販売などを規制し、その安全確保を定める日本の法律が電気用品安全法です。法の基準に適合していればPSE認証(PSEマーク)を表示できます。(PSEマークのない製品は製造・輸入・販売をすることができません。)

※3:「防災推奨品認証制度」は、一般社団法人防災安全協会が災害時に安全・安心を実現するための優れた防災製品に対し推奨する制度。「防災製品推奨品マーク」は、消防、防災、災害医療、非常食、製品技術、消費者等の専門分野の有識者委員会によって審査され、条件を満たした製品に与えられる認証です。

NMCリチウムイオン採用ポータブル電源は軽量だ!

NMCリチウムイオン電池は軽量だというお話をしましたが、Hiker U1000と同じクラスで他社製のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した最新型ポータブル電源(Anker 555)と重量を比較してみましょう。

Hiker U1000 Anker 555
電池 NMCリチウムイオン電池 リン酸鉄リチウムイオン電池
電源容量 1166Wh 1024Wh
重量 11.86kg 13.1kg
重量/Wh 10.17g/Wh 12.79g/Wh
重量/Whの比
Powerness U1000
1
Anker 555
1.25

およそ電源容量当たりリン酸鉄リチウムイオン電池はNMCリチウムイオン電池の1.25倍といったところです。

このようにハンドリングを必要とするキャンプでの使用という観点では、より軽量なNMCリチウムイオン電池が適しているといえます。

ポータブル電源の繰り返し寿命について考える

Hiker uシリーズは1000回の充放電を繰り返しても初期容量の80%以上を維持できます。

毎週末キャンプに出かけるヘビーユーザーが毎回充電を行っても年間で最大52回しか充電しませんから、この1000回は計算上は約19年間使うことに相当します。

一方でリチウムイオン電池の寿命自体は使っても使わなくても6年から11年と一般的に言われていますので、普通のキャンパーなら繰り返し寿命1000回は十分に長い寿命だと考えてよいでしょう。

最近のリン酸鉄リチウムイオン電池を使ったポータブル電源では繰り返し寿命3000回を強調しているモノが非常に多いのですが、本当にそこまで寿命が必要なの?と僕は思うのです。

Powerness Hikerシリーズポータブル電源の仕様を詳しく紹介

それではPowerness Hikerシリーズの仕様をみていきましょう。

パワーネス

Hiker Uシリーズの仕様一覧

クラス毎の仕様の違いが比較できるように一覧にまとめました。

品番 Hiker U300 Hiker U500 Hiker U1000
容量 80000mAh/296Wh 139200mAh/515Wh 324000mAh/1166Wh
出力 300W 500W 1000W
サージ出力 600W 1000W 2000W
出力波形(※1) 純正弦波 同左 同左
DC入力 DC19V/3.78A DC19V/3.78A 24V/5A
DC出力 12V/5A×2 合計10A 同左 同左
シガーソケット出力 12V/10A×1 同左 同左
USB Type-A出力 QC3.0×1(※2)
5V/2.4A×2
QC3.0×1
5V/2.4A×3
QC3.0×2
5V/2.4A×2
USB Type-C入出力 PD60W(※3) 同左 PD100W×1
PD27W×1
ACコンセント 100V 60Hz×2 同左 100V 60Hz×3
バッテリー NMCリチウムイオン電池 同左 同左
寿命サイクル 1000回+ 同左 同左
パススルー機能 対応(※4) 同左 同左
シェル素材 UL94V-0 PC+ABS 同左 同左
LCDディスプレイ あり あり あり
重量 3.4kg 5.2kg 11.86kg
本体サイズ 215*158*162mm 260*173*170mm  340*231*206mm
動作温度 -20℃~45℃ 同左 同左
同梱品 本体
カーチャージャー
電源アダプター
取扱説明書
同左 同左
保証期間 5年間 同左 同左

 

Hiker U1000の出力端子の例


u1000出力端子

  • ※1:出力波形が純正弦波なら、家庭用コンセントを同じようにデバイスを気にせずオールマイティーに使用することができます。ごく一部のポータブル電源には矩形波のものがあり、デバイスによっては使えないケースもありますので注意ください。僕が最初に買ったポータブル電源がこの矩形波タイプで、電気毛布が使えませんでした( ;∀;)
  • ※2:QC3.0はQuick Charge 3.0の略。スマートフォンを充電する際、自動で対応機器を検出してバッテリー残量に応じて電圧・電流値をコントロールし安全に急速充電する規格です。この規格はiphoneには対応していません。iphoneは次のPD3.0規格が対応していますよ。
  • ※3:PD3.0はPower Delivery3.0の略。スマートフォンや大きなW数を必要とするノートパソコンや他の周辺機器にも理想的な充電の規格です。
  • ※4:パススルー機能とはポータブル電源に充電しながら同時に接続した機器に給電する機能です。

 

便利なスマホのワイヤレス充電に対応

ワイヤレス充電は便利

Powerness Hikerシリーズのすべてにスマトートホンのワイヤレス充電機能がついています。

ポータブル電源の上部にスマホを載せるだけで簡単に充電できるので、とくにアウトドアでは便利です。

 

スマホのワイヤレス充電が可能

急速充電時間について

まず、Hiker U1000の場合について説明します。

充電時間は付属のアダプター(ACコンセント)を単独で使用する場合24V/5Aなので、ゼロから満充電まで約1166.4Wh/(24V/*5A)=9.72時間となります。

さらにHikerシリーズはACとPDを併用することでより急速な充電ができます。

この場合はゼロから満充電まで約1166.4Wh/(24V/*5A+100W)=5.3時間と大幅に時間短縮ができます。

各モデルの満充電までの充電時間を下表にまとめましたので参考にしてください。

ACのみ AC+PD
U300 4.2Hr 2.3Hr
U500 7.0Hr 3.8Hr
U1000 9.8Hr 5.3Hr

下の写真はHiker U1000でACとPDで充電中

powerness_充電中

他社製品の中には1000Wクラスのポータブル電源でも2時間程度で充電が完了する機種も出てきていますが、それが便利だと感じるのはきっと充電を忘れてしまい仕方なく出発間際に充電することになった場合だけでしょう。

もちろんユーザーにとっては充電時間が短ければ短いほど、こうしたもしもの時のことを考えると安心感につながるので良いことなのですが、急速充電を行うとバッテリー内で電圧を通常より上げるなどの動作を伴っているはずで、過度の時間短縮はそれなりのリスクがあるのではとも思ってしまいます。

そんなこともあって、最悪でも前日の夜から充電を始めると考えればHiker U1000の10時間くらいの充電時間でも問題ない範囲だと現在の僕は思っています。

ソーラーパネルで充電をしよう!

Powernessのポータブル電源はAC、PD、シガーソケットによる充電の他にソーラーパネルを組み合わせて、太陽光発電による充電が可能です。

僕はPowernessのSolarX S120(120W)を使ってキャンプで充電を何度かしていますが、ソーラーパネル側の配線をポータブル電源につなぎこむだけで充電ができるのでとても使い勝手が良いです。

長期間キャンプで滞在する場合などでは、オフグリッドなキャンプ生活を可能にしてくれるソーラーパネル。

連泊でキャンプをされる方なら一枚あると心強いと思います。(雨男、雨女の方には非推奨。)

ソーラーパネルによる充電

主な特長
  • USB-A&USB-Cポート付き、DC出力(3ポートあり)も備えて最大3台デバイス出力可能。
  • 特許取得済みの液晶ディスプレイが付いているので充電するときに充電状態が一目瞭然。

PowernessのソーラーパネルSolarXシリーズについては次の記事で詳しく説明していますのでご参照ください。

Powerness Hiker U1000 まとめ

ここまでPowernessさんのHiker U1000をはじめとするHikerシリーズのポータブル電源の特長や仕様について、初めてポータブル電源の購入を検討中の方にキャンパー目線で紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

ポータブル電源は他のキャンプ用品と比べても決して安価なものではないので、このページを参考にじっくりと検討して選ばれることを僕はお勧めします。

実のところ僕は今回のお話をPowernessさんからいただくまで、ポータブル電源といえばEcoFlow、Jackery、Bluetti、PowerArQのような頻繁にネット広告でよく見かけるブランドの製品くらいしかよく知りませんでした。

この機会にポータブル電源についてPowernessマーケット担当の梨々子さんにいろいろと質問させていただき知識を得たり、実際に新製品をキャンプで使ってみて使用感をつかむことで、ポータブル電源についていろいろと考えるようになりました。

その僕がいまさらながら思うのは、「Powernessってまだ日本では知名度が低いけど、なかなか良いポータブル電源を作っているじゃないか!」ということ

他社のポータブル電源の中には例えば1時間で急速充電できたり、スマホアプリで電源の管理が出来るような先進機能を搭載した機種があり、それはそれでとても便利だと思います。

でも本当にポータブル電源に欲しいモノは何か?と考えたとき、

Powernessのポータブル電源は現在のところそこまでのスペックはないけど、小型軽量なNMCリチウムイオン電池を採用していて安価なところが、シンプルに魅力的ではないかという感じがするのです。

みなさんはいかがですか(^_-)-☆

あと蛇足ですがもう一つHiker U1000の魅力をつけ加えるならデザインです。

このポータブル電源をずっと使っているうちに、デザインが恰好イイと感じるようになってきましたよ(笑)

ポータブル電源

Powernessの製品の紹介

それでは、今回お話してきた製品の紹介ページを最後に載せておきます。

Amazonでは大幅なクーポン割引がありますので一度ご確認されるといいと思います。

Hiker U300(300W)
1泊2日のソロキャンプがメインの方におすすめなサイズ

Hiker U500(500W)
冬に電気毛布の使用を考えている方におすすめなサイズ

Hiker U1000(1000W)
ファミリーキャンプや長期滞在型キャンプにおすすめ

Hiker U1500(1500W)

このクラスはリン酸鉄リチウムイオンを使用しています。
災害用の電源としてもおすすめです。

SolarX S120(120W)

ソーラーパネルでオフグリッドなキャンプライフを。

それでは、今回はこのへんで。

Always be powered!

みなさん楽しいキャンプを!

 

「気になる隣のソロキャンプ」の発売!!
気になる隣のソロキャンプ表紙

東京書店さんから出版されるソロキャンプ本に、なんと!当ブログの管理人 ochanも参加させていただきました。

ソロキャンプのこだわりや、ノウハウなどを書いています。

私以外にも、InstagramやYoutubeなどでお馴染みのソロキャンパーさんが登場します。ソロキャンプ好きな方にきっとお楽しみいただける内容になっていますので、気になる方は是非お手に取ってみてくださいませ!!

書名『気になる隣のソロキャンプ』
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