森の着火剤というユニフレーム製の着火剤をご存知でしょうか。この着火剤を使ってユニセラで炭を簡単に熾せるか今回は試したいと思います。
ユニフレームには自社ブランドの森の着火剤があった
ユニフレームのHPで、ユニセラ TG-IIIの製品紹介のページを見ていると
炭への着火もラクラク
炭を入れてロストルで着火剤に着火して差し込むだけ。
※岩手切炭のご使用を推奨します。備長炭には着火しません。
と下の写真の様な着火方法が紹介されています。
これについて以前、「ユニフレームのユニセラTGで炭をおこす方法」という記事で、この方法では風が吹くと火が真上に上がらないのでうまく火がつかないと書きました。
この時、パパーマンが使用したのはホームセンターや百均ショップで良く売られている固形着火剤でした。そして後で気がついたのですが、ユニフレームのユニセラTG-Ⅲのページにある写真をよく見ると、森の着火剤というユニフレームで作っている商品だったのです。
ここで、次のような疑問が浮かび上がりました。
この着火材を使うと、結果が変わるのでしょうか?
森の着火剤を使用すればロストルの上で火をつけるだけで炭がおきるのか? もう一度試してみることにしました。
森の着火剤とは?
写真が森の着火剤です。この箱は、12ブロック入りで売られています。1ブロックは、下の様に長方形です。
森林の手入れで出る間伐材を原料としていること、またパラフィンワックス(蝋)は全てリサイクル品を使用していることで、環境に優しい製品に仕上がっている様です。
またユニフレームのHPを見ると、森の着火剤が障がい者の方の手作りであることが分かります。固形着火剤としては、少し価格設定が高めかもしれませんが、この商品を購入することで障害者自立支援の一助となるようなので、これは意味のある投資だと思いますね。
森の着火剤の主な仕様
- 材質:木材破砕屑(新潟県産 間伐材)
- 材質:リサイクルパラフィンワックス(蝋) ステアリン酸(脂肪酸)
- 内容量:12回分
- 1片で約7分間燃焼
さて、問題は着火剤としての性能です。価格なりの価値があれば、もちろんいいわけです。
実際に森の着火剤で着火テストをしてみます
ロストルの上に、森の着火剤を1片置きチャッカマンで点火します。この日は風がそれなりに強くて着火剤から上がる炎が流されていたため、コンディションは良くはありませんでした。
使用した炭はホームセンターでよく売られているマングローブ炭です。いつも安いのを使っています。(笑)写真の様に、炭は着火しやすい様に前もって積み上げておくのがポイント。
森の着火剤に火が十分着くと、大きな炎が上がってきました。この炎のサイズには、驚きました。いつも使用している固形着火剤とは、全然勢いが違いますね。写真をよく見ると白い煙が出ているのがわかりますが、これは着火時の中の蝋が気化している状態だと思います。
炎の高さの秘密は、この蝋みたいですね。以前のテスト(ホームセンターの着火剤使用)だと、ロストルから炭まで少し距離がある分だけ、この方法では着火しにくかったのですが、森の着火剤は炎が大きいためこれでもうまくいくようです。
とはいえ、実は1片では炭に火が移らず、この日は2片目で炭が燃焼をはじめました。ユニフレームのHPでは、はじめから2片使っている様なので、この結果はあながち外れてはいない様です。
時間がたつと、炭が熾きました。さてBBQをはじめますか。
森の着火剤まとめ
今回のテストでユニフレームのHPの記載は、間違っていないことがわかりました。でも同時に、やはり着火材を置くのは下の小網の上がいいかなとも思いました。
今回使用した森の着火剤ですが、もし手にする機会があれば一度試してほしいと思います。この炎の長さは、きっと意外だと思うのです。