天候不順なGWの海キャンプへ 後編
風速7m/sの嵐との戦いの終わり

こんにちは、ochanです。

ここまで、テントを張ってからずっと雨が降っています。

もう天気が荒れて大変なキャンプですよ。(;^ω^)

さて、これは日曜日の未明のことです。

寝ている時に激しい揺れを感じて、目が覚めました。

ここは海岸にあるキャンプ場なので、津波が起きないか気になりスマホで地震の情報を確認しましたが、どうやら先ほどの揺れは地震ではなかったようです。

「ん?」

脳が覚醒してくると、テントの中で常夜灯としてテントに吊り下げていたLEDランタンがグルングルンと回っている光景に気がつきました。

それからテントを叩く雨粒や波の荒れる音、テントを揺さぶる強風、そしてときどき雷鳴が地面を揺らしていることが分かってきました。

「これは春の嵐だわ!」

きっと先ほど地震だと感じたのは、突風がテントと寝床を揺らしたせいなのでしょう。

キャンプをしていて気になるのは、やはり雨よりも風。

本日、日曜日にその強風のピークがやってきます。

それでは、天候不順となったGWの海辺のキャンプのお話 今回はいよいよ後編。

みなさま、最後までごゆっくりとどうぞ。

今日も朝から天候が不順

前回の記事「天候不順なGWの海キャンプへ 中編」の続きです。

福井県福井市鮎川町にある鮎川園地キャンプ場でのソロキャンプ、2021年5月2日(日)の朝。

一度大きな揺れを感じて目が覚め、そしてもう一度寝ていました。

起床してテントから出たのは、いったん雨がおさまったタイミングです。

雨は上がっていましたが、波は昨夜より勢いを増しているようです。

日曜日の朝

そしてすぐに雨がまた降ってきました。

ソロソウルウォウウォウもずぶ濡れです。

本日はGW真っただ中ですが、キャンプ場にやってくる人はほとんどいないようです。

濡れたテント

テントから見た海の様子。

波が沖の岩場にぶつかり、激しく波しぶきを上げています。

穏やかな時は釣り人が船で岩にわたっているのですが、これじゃダメですね。

時化る海

天気予報では、午前中から平均風速がずっと5m/sと強く、午後に7m/sとなる時間帯があるようです。

これは自分が過去に行ったキャンプでは、経験が無いくらい強い風です。

要のペグの状態を、もう一度確認しました。

キャンプ場を離れて

しばらくは風でテントがつぶれてしまうことが無いと思われたので、風呂に入りにやって来ました。

ここは、よく利用する「波の華温泉」です。

キャンプ場で割引券がもらえます。

波の華

お風呂から上がったら、ここも鮎川園地でキャンプをしたときには毎回訪れる食事処「まつ田」で昼食。

この特大のエビフライ定食は、僕が一番好きなメニューです。

もう、うまうまですよ。

エビフライ

嵐が通り過ぎる

再びキャンプ場へ。

午後は最も風が強くなるため、心配なのでテントに籠ることに。

波がかなり高くなっています。

荒れる海

夕方になって、やっと風速7m/sの峠を越えたようです。

下の写真の通り、テントは無事です。

天気が回復

しばらくたつと、テントも乾いてきました。

テントが乾く

炭でのんびりと

まだ少し風が残っているので、今日も薪ではなく炭を使うことに。

日曜日の炭熾し

厚揚げを焼いていきます。

炭で厚揚げを焼くと、外側がカリカリになってうまいですね。

厚揚げ

ずっとフランクフルトを炭で焼いてみたいと思っていたのですが、今日は買い出しの時についに買ってしまいました。

この大きなフランクフルトが8本も入っているのですよね。(笑)

フランクフルト

そして、地元でとれたホタルイカも。

いや、もうたまりません。

ホタルイカ

小さな訪問者にチューい!

「うひょ、ひょ、ひょ、ひょぉおー!」

食事が終わってテントの中でチェアに座わりくつろいでいたら、突然右足のふくらはぎあたりをくすぐられるような感覚がしました。

ズボンの中で、何やら小さいモノが動き回っているようなのです。

「そんな、まさか!?」

すぐに足に感じた感覚は無くなったのですが、今度は視界の中で小さいモノがチョロチョロ動き回っている気配がしました。

そこで、LED照明を一番明るくしてみると・・・

ネズミ1

親指くらいの、めっちゃ小さいネズミがテーブルの上を歩き回り、メスティンについたご飯粒を見つけて食べているではありませんか。

こちらがカメラを向けると直ぐに物陰に隠れてしまいますが、どこかへ逃げていってしまう様子ではありません。

小ネズミの動きをずっと観察しながら、何度かカメラを向けていたら、そのうち慣れてきたのか隠れなくなりました。

警戒心がそれほど高く無いネズミのようです。

なんでしょうね、この小さなネズミ。

それからソフトコンテナに上ってきたので、中に入られるとまずいと思いコンテナのファスナーを完全に閉じたのですが、その音に驚いたのか?それっきり姿を見せなくなりました。

 

ネズミ2

それから、またネズミが出てこないように汚れた食器を片づけ、ゴミ箱も完全に閉じてこの日は寝ました。

月曜日のキャンプ場はGWの賑やかさに

福井県福井市鮎川町にある鮎川園地キャンプ場でのソロキャンプ、2021年5月3日(月)の朝。

ついにやってきた最終日。

朝から天気が良く、たくさんの人がキャンプ場にやってきてはテントを張っています。

僕はプリムスのトースターでパンを焼いて軽い朝食をとりました。

トースト

目の前の海も、ずいぶんと穏やかです。

昨日までずっと雨でしたが、帰る日になってこんなに良いお天気になるとは。

月曜日の朝

撤収中、ソフトコンテナの中に入れていたビニール袋を取り出したら、昨夜の子ネズミが入っていてビックリしました。

昨夜、急に姿を見なくなったと思っていたら、意図せずコンテナの中に閉じ込めてしまったようです。

このネズミですが昨夜と比べて様子が少しおかしくて、夜行性なので昼は寝ているのか? あのすばしっこさは見られず、今はじっとしてあまり動きません。

袋から出してやると、いったんテントの外に出ていきましたが、いつの間にかまたテントの中に戻ってきていました。

それから僕が撤収作業をしていても逃げる様子もなく、ずっとテントの中にいて、やはり眠いのか? 目をつぶってじっとしていました。

ネズミ3

このままテントを撤収したら、この子ネズミはGWで混みあうキャンプ場で誰かに踏み潰されてしまいそうだったし、カラスにつかまるかもしれないので、安心して眠れそうな草むらまで連れて行ってやりましたよ。

「おーい、大丈夫かネズミ君。起きたらまた野生の本能を取り戻すんだぞ。じゃあ、さようなら。」

この後、午後一番に撤収を完了し帰路につきました。

子ネズミ君

今回も、このキャンプ日記を最後までお読みいただきありがとうございました。

結局、このGWの前半のキャンプではすっかり雨にやられてしまいましたね。

それでも、海辺の天候の変化はダイナミックで面白かったです。

後半のキャンプは、もっと天気が良くなってほしいなぁー。

それでは、今回のお話はこのへんで。

また、どこかのキャンプ場でお会いしましょう。

→初めの記事「天候不順なGWの海キャンプへ 前編」に戻る。

created by Rinker
コールマン(Coleman)
¥6,973 (2024/11/21 08:34:32時点 Amazon調べ-詳細)
「気になる隣のソロキャンプ」の発売!!
気になる隣のソロキャンプ表紙

東京書店さんから出版されるソロキャンプ本に、なんと!当ブログの管理人 ochanも参加させていただきました。

ソロキャンプのこだわりや、ノウハウなどを書いています。

私以外にも、InstagramやYoutubeなどでお馴染みのソロキャンパーさんが登場します。ソロキャンプ好きな方にきっとお楽しみいただける内容になっていますので、気になる方は是非お手に取ってみてくださいませ!!

書名『気になる隣のソロキャンプ』
発行 東京書店(東京書店株式会社 (tokyoshoten.net)
発売 2021年4月14日予定
気になる隣のソロキャンプ | スリーシーズン |本 | 通販 | Amazon

この記事が気に入ったらTwitterでフォローしよう!

おすすめの記事