オリンピックも盆休みも終わったし
今年のお盆休みはオリンピックで盛り上がっていたパパーマン。日本人もこんなにメダルを獲れるんだと、毎日朝も早くからTVをつけて感動していました。
男子体操、卓球、テニス、柔道、水泳、7人制ラグビー、陸上リレーなど、日本人選手が活躍した名場面はいろいろありましたが、パパーマンが一番感動したのは、4連覇を目指した女子レスリング53kg級の吉田沙保里選手が決勝で負けた直後のインタビューでした。
パパーマン、このインタビューを実はTVではなくてラジオで聞いたのですが、これはもらい泣きしましたね。吉田選手の人柄がにじみ出ていたインタビューだと思いました。
そんなオリンピックもいつのまにか閉会式が終わっちゃったし、もう夏という季節も終盤にさしかかりましたね。パパーマンの自宅の庭では、つい最近まで早朝からうるさかったセミの鳴き声が、今はもう聞けなくなってしまいました。
下の写真は、今年の7月17日の夜に自宅の木で羽化しようとしているアブラゼミを撮影したものです。
神秘的という言葉を知った白いセミ
小学生のあっくんは、昆虫にほとんど興味が無いのですが、パパーマンは小さいころ昆虫少年でした。
小さいころ、おじいちゃんが毎日早朝に散歩をしていたのですが、その散歩ルートに短いトンネルがあったのです。トンネルは夜に電灯が点いていたので、早朝に行けば結構いろんな昆虫が捕れるのです。
おじいちゃんは、クワガタ、カミキリムシ、カナブン、蝶々なんかを小さい穴をあけたビニール袋に入れて、お土産に良く持て帰ってくれました。パパーマンは、このプレゼントを毎日楽しみにしていたのですね。
ある時、見たこともない様な巨大な蛾(ガ)を、これは大きな蝶々だと言ってお土産にくれたのです。確かに大きいけど、うす暗い黄土色にグルグルうずまきの模様が不気味だったのですね。
もー、これは幼少のパパーマンには怖くて怖くて・・・・。たまらずに、この「どうみても蛾にしか見えなかった昆虫」は親に逃がしてもらいました。
その時、「おじいちゃんは大丈夫なのか。」と親同士がヒソヒソ話していたのを聞いたような聞かなかったような、かすかな記憶があります。(笑)
そんなこともありましたが、ある日の朝です。真っ白なセミを持って帰ってきてくれたのです。
当時、毎日網をもって公園に行き、セミばかりを捕まえていたパパーマンでしたが、白いセミをみたのは初めてで、神々しいセミの姿にじっと見とれながら、セミになっていく様子を見守っていたのを覚えています。この時はやったぜ、おじいちゃんって感じでした。
それから何十年も経ち、再び見た白いセミは自宅の庭にいました。あの時と同じ白いセミ。翌朝、この抜け殻の前を通り過ぎると、抜け殻から1匹のアブラゼミが飛び立ちました。
今でも庭の紅葉の木に残っている、あのセミの抜け殻。
夏草や 兵どもが 夢の跡
それでは、また。