こんにちは、ochanです。
今回の記事を読んでいただいている読者の方の中には、どんなところに野宿しているのか気になる方がいらっしゃるかもしれませんね。第一話の記事に書いた通り、詳しいことはお話しできませんが、石がゴロゴロしている風景の写真から、そこが河川敷であることはだいたい想像つくと思います。
実はここにテントを張ってしばらくたってから、僕はあることに気がつき後悔することになったのです。
この日の天気予報は、土曜日の夜半から日曜日の朝方にかけてずっと雨だったのですよね。
なぜ後悔したかといえば、万が一、寝ているうちに雨で川の水かさが増え、テントごとプカプカと流される可能性を考えてしまったからです。
といっても予報は最大でも3mmくらいの少雨だったので、状況を考えるとそんなことは起きるはずがないのですが、こういう心配事は考えれば考えるほど、だんだんと悪い方向に気持ちがいってしまうもので精神的にもよくありません。
「さて困ったぞ、どうしよう?」
この時、すでに地元のこの土地に詳しい方にテントを張った場所が危険になる水位を聞いていたので、僕は雨が降り出してから国土交通省のHPに表示される川の水位変化をずっと監視することにしました。
どのくらい雨が降ったら川の水位がどれだけ上がるかなんて、素人には皆目見当がつかないものですよね。それに上流で雨が降っていれば、ここで雨が降っていなくても水位が上がるはずですし。
このHPに記載されている水位の表示は10分おきに更新されるシステムになっているので、少し面倒ですが水位変化を時々確認しておけば最悪の事態は避けられそうです。
ということで、夜は水位監視をする作戦にしました。
それから雨は一時、雷をともなう土砂降りにもなりドキドキしましたが、朝までに最大12cmくらいの水位上昇で終わり雨が上がったらホッとしましたよ。
というわけで、「雨予報の時は高い場所で野宿する。」が今回のキャンプの教訓です。(#^.^#)
さて前置きがとても長くなってしまいましたが、第三話(最終話)をどうぞ。
ダッチオーブンでロースト手羽元完成まで
前回の記事「野宿をした夜の焚き火のこと」の続きです。
某所での野宿ソロキャンプ 2020年6月27日(土)の夜も更けてきました。
ダッチオーブンを一度焚き火台からおろし、そろそろ食べられるかなと思ってフタを開けてみたのですが、もう少しでした。
大量の手羽元をダッチオーブンにギューギュー詰めにしたので、熱の伝わるのに時間がかかるのかもしれませんね。
めちゃもえファイヤーが燃える
めちゃもえファイヤーの炎の勢いが強くなってきて、なかなかいい感じです。
肉が焦げてしまいそうなので、この辺りで食べることにしました。
ロースト手羽元の完成
ロースト手羽元が無事完成しました。
最後はダッチオーブンのフタの上に大きな石ころをドンと載せていたので、中で手羽元が圧縮されていましたね。
これは良く作る料理なのですが、手羽元はこの方法が一番お肉が柔らかくなって美味しく食べられる気がします。
火加減も適当でいいし、失敗しにくい料理です。
ご飯はいつものメスティン自動炊飯で作りました。
今日は水につける時間をほとんどとらなかったので、出来上がったお米が固かった。
野宿で雨の夜を一人過ごす
食事を終えるとすぐに雨が降ってきました。
僕はタープ下からテントへと移り、スマホで川の水位を見ながら寝ることにしました。
12時を過ぎたころザクザクと遠くから人の近づいてくる足音がして、僕のテントの前で立ち止まってブツブツとなにか呟いた後、どこかに行ってしまいました。
足音がしたので生きている人間だと思いますが、こんな夜中にこんな寂しいところを人が歩いているなんて、、、正直ビビりましたよ。
それにしても今日の昼は天気がとても良かったせいか、テント下の石にたっぷり蓄熱されていて暑くて寝つけません。
しばらくしてウトウトしてきたころ、今度はすぐ近くの石の斜面がガラガラと崩れる大きな音がして、昼間見た巨大な鳥がこっちへやってきたのかと思って目が覚めてしまいました。
結局それから朝まで眠れず、ジムニーの中で仮眠をとっていました。
というわけで野宿の翌朝は爽やかに迎えられませんでしたが、いろいろと想うところがあって思い出に残るソロキャンプとなりました。
お昼前には晴れてきたのでテントもすっかり乾き、無事撤収しました。
いやー今回は疲れましたよ。(笑)
今回もこのキャンプ日記を最後までお読みいただきありがとうございました。
キャンプ場以外に泊まる野宿も、それなりの知恵と経験が必要なようですね。
逆にキャンプ場は、例え無料キャンプ場であっても、泊まるためにいい環境になっているのだなと改めて思いましたよ。
そして、今回はインフレータブルマットを使ったのですが、暑い夜に快適に寝るためにはやはり地面から離れて寝ることの出来る足の長いコットの方が良いかなと思ったり、次の野宿のことをずっと考えています。
それでは、今回はこのへんで。
またどこかのキャンプ場でお会いしましょう。
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