こんにちは、ochanです。
やはり山の中で野営をするのと、キャンプ場に泊まるのでは全然違いました。
朝早く騒がしい鳥の鳴き声で起こされ、テントの外に出て歩けば雨でヌルヌルになった泥の坂道で履いていたクロックスが何度もツルリと滑り、テントの中に戻り買ったばかりのヘリノックス風チェアに座れば緩い地面にチェアの脚がズブッとめり込んでフレームがポキリ折れてしまいました。
1日森で生活しただけですが、やわなものは許されない、本物だけが通用する圧倒的な自然の厳しさを見た気がしました。
そして森の中で雨に濡れた緑の自然があまりに綺麗で、とても癒されましたよ。
さて、今回は森の中で野営をしたお話の中編になります。
最後までごゆっくりとどうぞ。
暖かい寝袋から出たくない朝
前回の記事「岐阜の森の中で野営をする 前編」の続きです。
岐阜県恵那市の某所での野営 2020年10月18日(日)の朝です。
朝、鳥の「ギヤーッ」という大きな鳴き声で目が覚めました。
もうテントの外が明るくなっているのはずっと前から分かっているのですが、寒くて寝袋からなかなか出られません。
ここは山の上だから、きっと下界よりもずっと寒いとは思いますが、どうやら寝袋の中が最高に気持ちの良い季節になってしまったようです。
「あぁ、今回のキャンプから寝袋を小川のフィールドドリームDX-Ⅲに変えて本当によかったなぁ。」と寝袋の中でしみじみ思いながらも、朝活しなきゃと意を決して寝袋から出ることにしました。
テントを張った場所からさらに先の方へと山道が続いているのが昨日から気になっていたのです。
新型ジムニーで行ってみようと走り出しましたが、道を少し上ったところで車を停めました。
車が走っている雰囲気のない道だと感じたので、少し考えてバックして戻ってきました。
まだまだオフロード走行は初心者です。
野営地のぬかるみの世界
昨日はテントを張った場所が悪かったようで、出入口辺りの地面が雨でかなりドロドロになっています。
元々、ここは江戸時代に畑だった場所ということなので作物は良く育ちそうな感じの土ですが、水はけはあまり良くないようですね。
テントを張る場所を選ぶとき、草が生えていない場所は水はけが悪いので注意すべきという自分のルールを忘れておりました。
サンダルやら、脚のついているキャンプ道具たちが全て泥まみれになりました。
昨日、地面が柔らかいことをペグダウンの時に気がつき、ウォウウォウテントのガイロープを張るときは付属ペグを使わず、100均のプラペグを使っていました。
さすがに、こういう柔らかい地面はプラペグがよく効きますね。
WOWWOWテントの中
初めて使うDODのソロソウルウォウウォウの中は思っていた以上の広さでした。
一番奥にコットと寝袋を置いても手前にまだ広いスペースがあるので、これなら結構な量のキャンプ道具をテントに入れられますね。
幕内が四角いので、テーブルとコットを入れると四畳半一間の子供の勉強部屋っぽい雰囲気になります。
キャンプをしながら、この空間をどうやって使おうかな?といろいろ想像しながら楽しんでます。
アルパインのポップアップメッシュシェルターをコットに載せたいし、テンマクのウッドストーブも使ってみたいですね。
というわけで、ウォウウォウの中のレイアウトはこれから進化させていくつもりです。
朝からこのアルパカさんのおかげで、暖かく過ごしています。
このテントにはちょうどいい大きさの石油ストーブです。これなら良く暖まります。
昨日のもつ鍋の出汁に、ラーメンを入れていただきました。
美味いっ。
岐阜の江戸フィールドを探検
さて、今回の野営サイト「江戸フィールド」を探検してみましょう。
まず、テントを張っている場所は杉の森です。
ここの杉は人が小枝をはらう様な手入れが全くされていないのですが、逆にそのせいで自然のままの森の雰囲気がありますね。
サイトは段々畑だったところなので、下の写真の様に好きな高さのサイトにテントを張ることが出来ます。
おとぎ話の森の中へ迷い込んだ
よく見ると古い石垣があるのが分かると思います。これは昔の人が段々畑を作っていた跡ですね。
ここから先には人を食べてしまう恐ろしいトロールが棲んでいるという伝説があるので、決して入ってはいけない森です。
なーんて、山の奥の方はおとぎ話の世界に入ってしまったかのような幻想的な雰囲気でした。
やっぱり一人で泊まると、ちょっと怖いかも。(#^.^#)
畑をおおった緑に時の流れを感じる
江戸時代に作られたという畑も今や緑の草木で覆われて、まるで「つわものどもが夢のあと・・・」の詩の中にいるような世界感です。
人が作った石垣も緑の苔で覆われています。
こういう風景を見ていると時のながれを感じてしまいますね。
それでは、今回はこのへんで。
この続きは次回「岐阜の森の中で野営をする 後編」の記事をどうぞ。