これまでキャンプサイトに道具を置くために、ユニフレームのフィールドラックをずっと使ってきました。
フィールドックは便利なので、ここらで数をもっと増やそうと思い調べたところ、なんとAmazonでフィールドラックが在庫切れだったのです。
ユニフレームのフィールドラックって、人気のせいか?最近よく在庫切れになっているみたいですね。
そこで思い切って、UNIFLAMEのフィールドラックに見た目がそっくりで価格の安いCAMPING MOON のフィールドラックを購入することに。
もし品質と性能がユニフレームと変わらないのであれば、価格が安いだけCAMPING MOON製のフィールドラックを選ぶのがお得ということになります。
というわけで、今回はCAMPING MOON製のフィールドラックの実力を検証してみました。
目次
CAMPING MOONってどんな製品を作っているの?
まずCAMPING MOONといえば、あのスノーピークの焚火台や、ユニフレームの焚き火テーブルにとても似た製品を作っているメーカーという印象が僕にはあります。悪く言えばパチモノを作っているメーカーです。
たとえば、こんなスノーピークの焚火台そっくりなモノをかなりお安く売っています。
この焚火台は、「えっ、こんなに似たモノ作って許されるの?」と一瞬考えてしまうくらいに似ていますよね。
ただし今回のフィールドラックについていえば、全体の形はよく似ているけど細部の作りはけっこう違っています。良く言えば、進化版といえなくもないです。
なので後ほど説明しますが、ユニフレームのフィールドラックと組み合わせて使った場合には注意が必要なところがありますよ。
CAMPING MOONのフィールドラックを購入した訳
ユニフレームのフィールドラックはキャンプ道具をサイトに置くとき、地面の土などでキャンプ道具が汚れないようにするためのものです。
特に雨の日には地面に直接クーラーボックスなんかを置くと、泥はねでドロドロに汚れることがありますが、このフィールドラックを使って地面からクーラーを上げた位置に置くことで汚れにくくなるのです。
この便利なフィールドックについては以前にご紹介したことがありましたので、こちらの記事を参考にしてください。
最近、またキャンプで使う道具類が増えてしまったので、(;^ω^) このフィールドラックを買い足そうと思ったのです。
そこでAmazonを調べてみると、なんと僕がこれまで使っていたユニフレームのシルバーカラーのフィールドラックが廃番になり、代わりに発売されたブラックカラーだけになっていました。
手持ちのフィールドラックと違うカラーしか今は売っていないという事実には正直ショックを受けましたよ。これでは道具の統一感が無くなってしまいます。
「うーん、ユニフレームさん、こういう買い足しをする製品のカラーを簡単に変えちゃってはまずいのでは・・・。」
そのうえブラックのフィールドラック自体もAmazonで売れ切れになっていて、次にいつ入荷されるのかわからず途方に暮れかかっていました。
そんな時です! 似たようなCAMPING MOON製フィールドラックを見つけたのです。レビューを読んでも評判は悪くなさそう(CAMPING MOONって意外と評判はいいのです)ですし、価格もユニフレームが1台当たり3,900円に対し、2,980円と1台につき920円もお値打ちです。(価格は当記事執筆時のAmazon調べ)
どうせユニフレームの在庫が復活するのを待っていても同じ色のフィールドックはもう買えないので、ものは試しとCAMPING MOON製のブラックのフィールドラックを1台ポチってしまいました。
CAMPING MOON vs. UNIFLAMEのフィールドラック仕様比較
まずは購入したCAMPING MOON製のフィールドラックと、本家UNIFLAMEのフィールドラックの仕様を比較してみましょう。
CAMPING MOON製フィールドラック | UNIFLAME製フィールドラック | |
材質 | 鉄・黒メッキ | 鉄・カチオンメッキ |
使用時サイズ | 約60×35×23cm | 約60×35×23cm |
収納時サイズ | 約60×35×2.3cm | 約60×35×1cm |
重量 | 約2.3kg | 約1.7kg |
分散耐荷重 | 約30kg | 約30kg |
メッキ処理の違いにより、UNIFLAME製のラックの表面はツルツルですが、CAMPING MOON製の方はザラザラしています。これは違いであって、このザラザラの表面仕上げも決して悪くはありません。
また耐荷重については同じ値ですが、見た目にはCAMPING MOON製の方がガッシリしている感じがします。これは収納サイズの違いにも表れていますが、下の写真の様にラックの外枠の高さ(厚み)がCAMPING MOON製の方が高い(厚い)のです。
(下の写真の黒がCAMPING MOON、シルバーがUNIFLAME)
外枠が厚い分だけCAMPING MOON製のフィールドラックの方が丈夫そうには見えるのですが、収納時の寸法が大きくなってしまうのがデメリットと言えなくもありません。
はじめにCAMPING MOON製のフィールドラックを1台だけ購入したのですが、使ってみるとユニフレームのフィールドラックに遜色のないことが確認できたので、さらにフィールドラックをもう1台と天板1枚、収納袋を1袋のセットを追加で購入しました。
CAMPING MOONとUNIFLAMEのフィールドラックの違いを見る
はじめからCAMPING MOON製フィールドラックを購入される方は気にならないと思いますが、僕の様に途中でユニフレームからキャンピングムーンへと途中でメーカーを切り替えようとされる方にとっては互換性があるか気になると思います。
そこで、両者を組み合わせて使ったところを注意して見ていきましょう。
まず下の写真の黒い方がCAMPING MOON製、シルバーがユニフレーム製です。ぱっと見た目にはデザインは同じように見えます。
ラックを重ねて使っても問題ない
フィールドラックなので、下の写真の様に何段か重ねて「棚」のような使い方をすることがあると思います。もちろんCAMPING MOON製フィールドラックでも、これは可能です。
お互いに組み合わせて重ねても、問題はなさそうです。
スペック上は同じなのに高さが少し異なる
では全く同じかと言えば、高さ寸法が少し異なります。仕様上は同じなのですが、不思議です。
下の写真で比べるとわかりやすいと思いますが、CAMPING MOON製の方が少し高いです。ユニフレームとキャンピングムーンのフィールドラックを並べて使う時など、この点について注意が必要となる場合があるかもしれません。
脚の固定方法が違う
CAMPING MOON製フィールドラックは脚を固定するためのフックが、下の写真の様に天板側についています。一方、写真はありませんがユニフレームのフックは脚の方に付いています。
使う前には写真の様に脚を引っぱって天板側のフックに引っ掛けて固定するのですが、このとき結構な力が必要となります。
ただ、どちらも同じくらいの力が要りますから。(笑) 比較としては、ここは意味がないところです。
天板は互換性あり
CAMPING MOON製フィールドラックのオプションになっている竹集成材の天板を購入しました。
単体で購入すると1,980円、ユニフレームのWOOD天板(シナベニア)は3,800円なので、この価格差はとても大きいです。
下の写真はCAMPING MOON製フィールドラックに載せたところ。当たり前ですが天板がピッタリとはまっています。
続いてユニフレームのフィールドラックに、この天板を載せてみました。こちらも問題ありません。
フィールドラック専用の収納袋もお値打ち
下の写真はCAMPING MOONの収納袋で、Amazonでは単体で1,380円で売られています。薄めのクッション材が入った収納袋でデザインもミリタリー風でいいですね。この中にフィールドラック2台と天板を入れて使っています。
ユニフレームにもフィールドラック専用のフィールドラックトート(6号帆布)がありますが、こちらは3,000円と少しお高い価格設定です。
CAMPING MOON vs. UNIFLAME フィールドラックの比較まとめ
CAMPING MOON製と本家ユニフレーム製のフィールドラックを比較すると、僕はユニフレームの方がスマートで洗練されたデザインの様に感じます。ですがこれは好みの問題だけで、品質、性能共にもはや差は無いと言って良いレベルです。
また、それだけの違いに1台あたり約1000円分の費用を余計に出せるかと聞かれると、ユニフレーマーでも判断に迷ってしまうかもしれませんね。(;^ω^)
もし初めてフィールドラックを購入するのであれば、個人的にはCAMPING MOON製のフィールドラックで十分満足できるのではないかと思います。
こういったローテク製品は、なかなかMADE IN JAPANが太刀打ちできない時代になってきました。
そこが少しだけ残念ですね。ユニフレーム頑張れ!!
それでは、今回はこのへんで。