こんにちは、ochanです。
今回はSoomloom製のTCレクタタープAdranus(4.0m×4.9m)を紹介します。
Soomloomというアウトドアのブランドをご存知ですか?
今では決して珍しくない中華ブランドですが、その中でもコストパフォーマンスが高くて品質も良いことから大人気のブランドがSoomloomです。
このタープも、品質的には国内メーカのものと比べほとんど遜色が無いので、お買い得感を感じられるものと思います。
このTCレクタタープ、僕は主にソロキャンプで使う目的で購入したのですが、タープとしては大きな部類なのでファミリーやグループのキャンプでも十分に使えるサイズです。
今回の記事では、このSoomloom製のTCレクタタープの購入をお考えの方のために、細かい仕様や品質、実際に使ってみた感想についてお伝えしたいと思います。
それでは、最後までごゆっくりとどうぞ。
目次
Soomloom TCレクタタープAdranusの仕様
はじめに仕様からお話します。
SoomloomのTCレクタタープAdranusには次の表の如く、2サイズがあります。
大サイズ | 小サイズ | |
使用時サイズ | 約400x490cm | 約300x385cm |
収納サイズ | 約44x20cm | 約36x18cm |
重量 | 約5.5kg | 約3.9kg |
素材 | コットン35%、ポリエステル65% | 同左 |
付属品 | 専用収納バッグ ペグx8本 自在付きロープx6本 | 同左 |
- カビ防止加工
TCは雨に濡れたままにするとカビやすい素材です。そこで、このタープの本体表面には防カビ加工が施されています。 - 撥水処理加工
TC生地は雨に濡れると生地自体が膨潤することで雨漏りを防ぐようになっているのですが、このタープでは更に生地表面には撥水加工が施されています。 - TC素材
コットンとポリエステルの混紡による風合いの良い生地です。
濃い日影を作ることが出来るので、夏はこのタープ下に居れば比較的涼しく過ごすことが出来ます。
またナイロンに比べ、火の粉で溶けにくい素地です。
収納サイズ
僕の購入した大サイズ(400x490cm)の方の収納袋が下の写真。
比較のために、DODのTCテント、ソロソウルウォウウォウの収納袋(グリーン)と並べてみました。
400x490cmのレクタタープはタープとしては大きいサイズですが、同じ素材のソロキャンプ用TCテントと単に比べると収納状態では2回りほど小さいです。
収納袋の内容
下の写真は、袋の中から製品を取り出したところ。
- タープ本体
本体については、後ほど詳しく説明します。 - ペグ
鉄製のペグが8本付属します。
内訳はポールを支えるガイロープ用に4本とタープ4隅に使用する4本です。
地面の状態によるものの、実用性は十分あると感じます。
ただし、このサイズのタープ用としてはやや短いので、抜けないか少し心配。
鍛造ペグのエリッゼステーク(村の鍛冶屋)を例にとると、38cmクラスを使いたいところ。 - ガイロープ
ポールを支えるガイロープとして2本(二又)と、タープ4隅に使用する4本が入っています。
タープ生地と同じカラーのガイロープに、赤い自在がついていてなかなかカッコいいです。
本体使用寸法
タープを広げた時の寸法は以下のようになります。
2サイズ共に各辺にはハトメとループが5箇所もありますので、張り方のアレンジがたくさん出来そうなレクタタープですね。
- 1.大サイズ
- 2.小サイズ
中央3箇所にリング付きでアレンジの幅が広がる
これはタープを購入してから分かったのですが、タープの縫い目がある中心線上にリングが3か所ついていました。
リングは下の写真の様なものです。
このリングが下になる様にタープを張れば、ここにLEDランタンを吊り下げることも出来ますし、ここにロープを結んでタープを吊り下げるような目的で使うことも出来そうですね。
気になる品質について
この”Soomloom”はキャンプ用品を扱っている中華ブランドです。
僕は5年前に同ブランドの格安のタープポールを初めて購入してからというもの、お気に入りのブランドになっています。
というのも、中国製にしては品質が良い上にコストパフォーマンスの高いと感じる製品が多いからです。
タープの生地
タープ生地を触ったところ、テンマクデザインのサーカスTCと同じくらいの標準的な厚みだと感じました。
けして安いから生地が薄くできている、というわけではないです。
タープ本体の縫製を観察する
下の写真は、1辺の真ん中にあるハトメとループの部分です。
このパーツはポールを差し込んでガイロープで引っ張るため、丈夫な縫製が要求されます。
あくまで使用前なので見た目でしか判断はできないのですが、綺麗に縫われているわけでは無いものの手抜き無く縫製されている印象です。
今度はコーナーの縫製部分を見てみましょう。
ここも大きな力が入るところですね。
国産品に比べると雑に感じるところもありますが、これくらいなら及第点ではないでしょうか。
実際にタープを張ってみた
それでは、さっそく実際にタープを張っていきましょう。
今回はソロキャンプで使うため、居住性よりも風に強いことを優先し、高さを低く張ります。
コールマンのピン&リングフックを使う
タープポールにはモンベル製のアルミポールφ33mmを2本使用。
タープの面積が大きいため、これに合わせて使うポールも径の太いモノを選定しました。
またタープのサイドはコールマンのピン&リングフックを計10個(2セット分)使用します。
奥行き方向を短辺(400cm)にして立てました。
モンベルのポールは3本だけつなぎ、高さを180cmにしています。
サイドの辺は、先ほどご紹介したピン&リングフックを直接ペグに引っ掛け固定しています。
この張り方はとても簡単に張れる上に、ペグダウン個所も多いので風には強いはずです。
センターにポールを入れる
タープを立ててみて分かったのですが、TC幕はやはり重いようで、ガイロープにいくらテンションをかけても4mの稜線の中央が重みで垂れ下がってしまいます。
これは想定外でした!
そこで中央に下からタープポール先端に丸いポールエンドロックを取り付け、これでタープ下から支えてやりました。(下の写真)
これで、なんとか大丈夫そうですね。
まとめ
以上、Soomloom製のTCレクタタープAdranusの仕様や品質、使ってみた感想についてお話してきました。
これから夏キャンプの季節がやって来ますが、夏の暑い昼間は風通しが良くて濃い日陰の出来るTC素材のオープンタープの下で過ごすのが一つの理想形です。
そのオープンタープの中でも、四角いレクタタープは張り方のアレンジ幅が広いため、野営地の気象や地形などに合わせて張り方を変えられるという魅力を持っています。
つまり、「今日はどんな張り方にしようか?」と考えながら、使いこなすのが楽しいタープですね。
もちろん、はじめから難しい張り方なんてする必要は無く、ソロならば今回僕が行ったような単純な張り方からはじめればスペースは十分ですし、比較的風に強い張り方なので問題なく使えるはずです。
またファミリーキャンプでしたら、ポール長さを240cmまで伸ばして付属のガイロープを使ってペグダウンする基本形からはじめれば良いと思います。
今回ご紹介したSoomloom製のレクタタープは結構丈夫そうなので、また機会があればレポートしたいと思っています。
さて、今回のSoomloom製TCレクタタープ、
夏キャンプに向けてとにかく涼しいオープンタープが欲しい!という方にはTC素材なのに価格が安いのでイチ押しのタープです。
それでは今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを!