冬キャンプにも封筒型シュラフを使えるか?
これから寒くなって、いよいよ冬キャンプの季節になりますね。そこで今回は、冬でも工夫次第で使える封筒型シュラフ、キャンパルジャパンのフィールド・ドリームDX-Ⅲの紹介をします。
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キャンプが嫌いになった人に、その理由を聞くと一番多いのが夜によく眠れないからだとか。確かにキャンプから帰ったその日の夜に入った自宅のベットの寝心地と言ったら、・・・こんなに自分のベットっていいもだったのだなぁと毎回思ってしまうくらいですから。(笑)
さて、冬といえば首周りをすっぽり囲んでくれるマミー型シュラフが定番ですが、マミー型はシュラフの中で体が窮屈な姿勢になるし、寝返りも打てないので苦手だという方はパパーマン以外にも多いのではないかと思います。
それではということで、大きめの封筒型シュラフが気になるわけですが、封筒型シュラフってマミー型シュラフと違って肩口にすき間ができて保温性が低いのではという心配をされる方が多いのではないでしょうか。というわけで、早速キャンパルジャパンのフィールド・ドリームDX-Ⅲをみていきましょう。
キャンパルジャパンのフィールド・ドリームDX-Ⅲとは
フィールド・ドリームDX-Ⅲを一言でいえば、家で使っている布団を小さくした様な封筒型シュラフです。素材がコットンなので、使い始めは本当に新しい布団の様な匂いがします。コットン製は、やはり触った感じがサラッとしていて気持ちいいです。
フィールド・ドリームDX-Ⅲの主な仕様
- サイズ:220×95cm
- 重量:約4.2kg
- 素材:表地/TC、裏地/コットン、中綿/ポリエステル、中空綿2kg(アッパー1000g+アンダー1000g)
- パッキング:50×30×28cm
フィールド・ドリームDX-Ⅲの特徴
まず封筒型シュラフとしてフィールド・ドリームDX-Ⅲは非常に大きなサイズになります。写真はピルツ7の中で使っている様子ですが、2-3人用のテントの約半分のスペースを、この寝袋が使っていることがわかるかと思います。
一般的には布団の中で寝返りをうつには80cmの横幅が必要といわれていますが、このフィールド・ドリームDX-Ⅲは95cmもあるので、この条件をクリアしていることになりますね。だから大柄な僕でも、この寝袋の幅であればゆったりと寝ることが出来ます。(;^ω^)
また、通常の封筒型シュラフは片側のサイドにしかジッパーがついていないものですが、このシュラフは両サイドと足元のすべてがジッパーで開放できるため、例えば夏の暑い季節には完全に敷布団と掛布団の2枚に分けて使うことが可能です。
逆に寒い季節は、ジッパーを完全にしめておけばいいわけです。
冬キャンプでフィールド・ドリームDX-Ⅲを使うには
さて、フィールド・ドリームには弟分がいます。弟のフィールド・ドリームST-IIIは最低使用温度6度であるのに対し、今回紹介するフィールド・ドリームDX-Ⅲの最低使用温度は2度と性能が上です。
より寒冷地仕様になっているDX-Ⅲでも、気温がマイナスになる様な寒い冬キャンプで使えないかといえば、個人差もありますが工夫次第でけっこう使えます。
僕は昨年の冬の終わりからこの寝袋を使い始めましたが、寒い時は毛布と組み合わせればよいのです。
はじめに「家で使っている布団を小さくしたかの様なシュラフ」と紹介したように、フィールド・ドリームDX-Ⅲはサイズが大きいので毛布を中に入れて使うことが比較的容易です。
だから寒いときにはぜひ毛布を用意しておきましょう。とくに最近の毛布はマイクロファイバーなどコンパクトになるものがあるので、キャンプで利用しない手はありません。
毛布は掛け毛布はもちろん、敷き毛布も使用することが出来ます。また肩口から冷たい風が入るのが気になる方も毛布を使うといいですよ。
フィールド・ドリームDX-Ⅲの気になる収納方法は
ダウンでもない限り冬用のシュラフのサイズはマミー型でも大きくてかさばりますが、封筒型シュラフということで、収納時のサイズはそれなりにあるので覚悟は必要となります。(笑)
ですのでファミリーキャンプなどで、このシュラフをたくさん積むことを前提とするのであれば、あらかじめ車載スペースと相談した方が良いと思います。
ただ、収納方法は非常に簡単で、まるで布団の様に折りたたんで収納袋に突っ込むだけで良いのです。この時、少しくらい折り目がルーズになっても大丈夫ですよ。(下の写真)
寝袋の収納袋というよりは、布団カバーに近いですね。(写真はコンプレッション・ベルトを使っていません。)
今回紹介したフィールド・ドリームDX-Ⅲですが、今シーズンの冬キャンプでもずっと使っていく予定です。
また使用感などを紹介できればと思います。
それでは、今回はこのへんで。