
今回はソロキャンプでぜひ利用したい 静岡県富士宮市、富士山のふもとにある広大なキャンプ場「ふもとっぱら」を紹介します。
ふもとっぱらは人気アニメゆるキャン△の舞台になったことでも有名なキャンプ場ですが、ゆるキャン△ファンの方はもちろん、「そんなアニメなんて全然知らない。」という方にも一度は泊まってほしいキャンプ場なのです。
それは、ふもとっぱらが富士山を眺めることの出来る日本屈指の巨大キャンプ場だからです。
東京ドーム5個分といわれる広大な敷地(ほぼ平面)の大部分がフリーサイトになっていることから、なんと1500以上のテントが設営できる能力があります。こんな大規模のキャンプ場はきっと他に例を見ないと思います。
最近は先のアニメの影響から利用者がますます増えていて、広大な敷地にテントがどこまでも並んでいる、これまた壮大な風景をリアルに見ることも出来ます。
1000張りを超えるテントがどこまでも続く風景を想像してみてください。それはもう圧巻一言ですよ。
とうわけで、今回は「ふもとっぱら」のご利用方法や注意すべき点、利用できる施設などを詳しく説明していきますので参考になれば幸いです。
目次
ふもとっぱらをソロキャンプにオススメしたい理由
それでは、まずふもとっぱらがソロキャンプ利用に向いているポイントをあげてみます。
- ソロキャンプに優しい料金設定
大人1人が車で訪れて1泊した場合だと
中学生以上1泊:1000円
車1台:2000円
のあわせて3000円が一般的なソロキャンプの利用料金ということになります。 少し高めの料金設定と感じられる方もいるかもしれませんが、ファミリーキャンプ向けのキャンプ場に比べればやはり安いです。料金が人数割で計算されるので、一人での利用はその分料金がお安くなるのがうれしいところですね。 - チェックアウト時刻が14時なので、ソロだと時間のかかるサイト撤収が比較的のんびりとできること。
- ひとりで富士山を見ながらもの思いにふけることができること
とにかく富士山の美しさに癒されながら、人生について考えてみましょうwww
ふもとっぱらの位置はココ
名前の通り、ふもとっぱらは富士山のふもと(麓)にあるキャンプ場。
アクセスはやはり車が便利です。
車なら国道139号線沿い、朝霧高原グリーンパーク入口を毛無山登山口方面に曲がり約1.5Kmのところにあります。
キャンプ場の入り口には下の写真にある「FUMOTOPPARA」と書かれた看板が目印です。
ちなみに、ゆるキャン△に出てくるふもとっぱらの看板は下の写真です。
今は上の写真の看板に取り替えられて残念ながら見ることが出来ません。
ふもとっぱらキャンプ場の住所
静岡県富士宮市麓156
電話番号: 0544-52-2112
キャンプ場受付と利用料金について
車でふもとっぱらの入口看板からキャンプ場内に入ると、受付までは未舗装路の1本道を進むことになります。
僕が2月に利用した時は受付棟の前で交通整理がされており、一台ずつ駐車場に案内されていました。
まるでシーズン中の人気観光地なみのふもとっぱらの対応に、はじめから圧倒されましたww
上の写真の赤い屋根の建物が管理棟です。管理棟自体は大きなキャンプ場を感じさせない、こじんまりとした雰囲気でした。
キャンプ場利用料金
キャンプ場の利用料金(2019.10.14改定後の料金)は下表のとおりです。
- 車でソロキャンプ1泊の場合:2000+1000=3000円/泊
- バイクでソロキャンプ1泊の場合:1000+1000=2000円/泊
日帰り | 1泊 | |
中学生以上 | 500円 | 1,000円 |
小学生 | 250円 | 500円 |
バイク 自転車 |
500円 | 1,000円 |
普通車 軽自動車 中型車 |
1,000円 | 2,000円 |
キャンピングカー トレーラー 大型車 |
2,000円 | 4,000円 |
※実際に本キャンプ場をご利用される場合は、ふもとっぱらHPにて料金を事前にご確認ください。
受付をしたら車両証を車につける
受付をすると車のナンバーを書き込んだ車両証をもらえるので、これをルームミラーに取り付けておきましょう。
キャンプ場に再入場するときは、この車両証をチェックされます。
キャンプ場の施設紹介
場内の施設を紹介します。広い敷地のキャンプ場だけあって、よく考えられてますね。
新設の洗い場&トイレ
キャンプ場の中ほどにある、最近完成したばかりの洗い場とトイレの建物です。出来たばかりなのでとても綺麗な施設なのですが、朝はさすがにとても混雑しています。
水道と洗い場
キャンプ場は広いので洗い場まで行くのは面倒だなと思われるかもしれませんが、下の写真のような一人サイズの小さな洗い場が至る所にありました。
キング牛舎
「でかい顔だ。」
青い顔のように見えるこの建物はゆるキャン△にも登場しましたが、「キング牛舎」と呼ばれています。
中は売店になっていて、食料や燃料、薪などが売られていました。また建物のすぐ横にはトイレが隣接しています。
キング牛舎って何?
簡易トイレ(新・旧)
広いキャンプ場なのでトイレが遠くなると困るなと思っていたのですが、下の写真のような移動式の簡易トイレが設置されていました。臭いはほとんど感じられませんでしたよ。
ゆるキャン△に出てくるトイレはこちら。2021年2月に訪れた時はこのトイレは無く、上の写真のトイレに代わっていました。
ゴミステーション
ゴミの処理については管理棟で専用のビニール袋を100円で購入することによって、場内に数か所あるゴミステーションでごみを捨てることができます。
灰の捨てるところもありました。
薪は管理棟で購入できる
泊まる人が多いので薪はどうなっているのかと調べてみると、ちゃんと管理棟で売られていました。近くに大きなお店が無いところですが薪なら現地調達が可能です。
2021年に泊まった時には、下の写真の様な薪の袋詰めをやっていました。
紙袋に詰め放題で500円也。写真は針葉樹を詰めているところです。
スーパーでやっているキュウリの詰め放題みたい(笑)
ふもとっぱらの「ゆるキャン△」スポット
ゆるキャン△で印象的だったポイントを紹介します。
タイガー&ライオンのオブジェ
キャンプ場の管理棟の比較的近くにあります。
誰が何のために、こんなオブジェをここに置いたのでしょうか。とても謎です。
キャンプ場を守る神様? 神社のこま犬的なものかも。
どうですか、この恐ろしい表情www
実物を見ると、ホントに「ライオンなのか?」と言ってしまいそうになりました。
逆さ富士の見える池
ふもとっぱらの中に逆さ富士の見える池があります。決して大きい池では無いのですが、ここは絶景スポットと言ってもイイですね。風の無い時はぜひ訪れてみてください。
キャンプ場の注意すべきポイント
キャンプ場に泊まった時に気づいた注意点をまとめておきます。
雨が降ると地面がぬかるむ
僕がキャンプ場に着いた日は運悪く雨が降っていたのですが、見ると水たまりが出来たり道路がぬかるんだりしていました。
キャンプ場の土は粘土質で水はけはあまりよく無いようです。テントを張る場所は周囲より低くなっているところを出来るだけ避けるように気をつけましょう。
冬の朝は氷点下になる
2月にとまった時は朝起きると氷点下になってあらゆるものが凍っていました。ここは通年営業しているので冬キャンプをされる方も多いと思いますが、風も吹くこともありとても寒いです。
冬は暖かい服装や寝袋、暖房器具を用意しましょう。風の強い時は焚き火が禁止になりますので、焚火が出来ない場合を想定しておいた方が良いでしょう。
強い風が吹く
僕が泊まった時は場内にかなり強い風が吹き抜けて焚火が禁止になってしまいました。
この焚火禁止については場内をキャンプ場の小さな消防車が拡声器でアナウンスしながら巡回するのでわかります。
強い風が吹いている時に遠くから「キャー」という悲鳴が聞こえてきて驚きましたが、そのくらい強い風が吹きますよ。
ふもとっぱらの強風はもはや名物になっているようですが、キャンプ場には風を遮る木がほとんど無いのでこれは仕方ありませんね。
特に大きなオープンタープを張るときは、風の変化に十分注意しましょう。
鹿のフン
キャンプ場に泊まった時、夜中に鹿の鳴き声を聞きました。そこで場内を散歩していると鹿のフンが結構落ちていました。
テントが多い場所にはあまり無いのですが、キャンプ場の端っこの方にテントを張るときには落とし物にご注意を。
堆肥場からの香ばしいにおい
ここはとても重要なポイントです。
ふもとっぱらでキャンプをしていると、場所によって牧場固有の香ばしい臭いを感じると思います。
「あれっ、ふもとっぱっらでは牛の姿を見ないけど、なんで牧場のような香りがするの?」
と思うかもしれません。
この臭いの発生源は下の写真の建屋。
実はこの建屋には牛は住んでなくて、ここは堆肥場です。
実際に建物に近づくと牧場の空気をギュッと濃縮したような臭いがプンプンしてきました。
この臭いが苦手な方なら(普通そうですが)、建物よりなるべく離れた場所にテントを立てるのが賢明な選択だと思います。
また臭いだけあって風にのって広がりますので、テント設営に当たっては風向きも考えた方がいいようです。
なお途中で風向きが変わってしまったら、これれはもうあきらめるしかありませんw
まとめ
以上、ふもとっぱらの紹介でした。
それでは、今回の「ふもとっぱら」についてまとめます。
ふもとっぱらと富士山
最後になりましたが、ふもとっぱらの一番のオススメポイントは何といっても富士山です。テントを張ったら、あとはただ富士山をじっくりと眺めるだけで最高なキャンプになるはずです。
下の写真は夜明け前の富士山の姿です。
僕はキャンプを終えて、また違った季節の富士山をここでみたくなりました。
ふもとっぱらのキャンプ日記の紹介
僕はふもとっぱらに泊まった2020年2月のキャンプ日記のリンクを貼っておきます。
みなさんのキャンプ計画のご参考まで。
それでは、今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを!