キャンプ場ではないところに泊まった野宿の話を続けます。
まったく人の気配がない場所に泊まったというお話を前回の記事でしましたが、夜になったら明るいうちはあれほど賑やかだった鳥たちがすっかり静かになってしまったので、そうしたら何やら違和感を僕は感じるようになりました。
はじめはこの違和感の正体が何か気づかなかったのですが、しばらくして違和感の原因が、このキャンプ地がすっかり「無音」の状態になったことだと分かりました。
普段、日常生活を送っていると、たとえば夜寝ている時でさえ耳をすませば隣の部屋の誰かの寝息など、何らかの音が聞こえてくるものですよね。
無音という環境は実際にはそうそうないものだけに、突然、この音のない空間にポツリとおかれてしまった僕はずっと違和感として感じていたということです。
そんな無音の中、しばらくするうちに、なんだか寂しい気分になってきました。
いつもキャンプ場でソロキャンプをしているときには、こんなことを思ったことが無いのですが、このときは本当にそう思ったのですよ。
そこでスマホでradiko(ラジコ)を立ち上げ、音量を大きくしてみたのですが、これはかえって孤独感を増長するだけだったのでやめました。
この日は月明かりが少しあり、漆黒の闇の中というわけでは無かったのが、せめてもの救いだったかも。
というわけで、おっさんソロキャンパーは野宿の夜にけっこうビビっているのかもしれませんね。(#^.^#)
それでは、第二話をはじめましょう。
焚き火とソロキャンプ
前回の記事「今日はキャンプ場以外で野宿をする」の続きです。
某所での野宿ソロキャンプ 2020年6月27日(土)の夜。
それから焚き火をはじめると、少しづついつものペースに戻ってきたような気がしてきました。
何か夢中になれる仕事が出来たからでしょうか?
ソロキャンプに焚き火はやはり相性が良いですね。
だいぶ気分も落ち着いてきました。
DODのめちゃもえファイヤーは、最初に炎が上がるまで火を熾してやれば、あとは熾火によって投入した薪が良く燃えてくれます。
下の写真では、まだ火を大きくしているところです。
炎の揺らぎを見ているだけで、自然と楽しくなってきますね。
やはり焚き火はソロキャンプには欠かせません。
夕食の準備をしよう
そろそろお腹がすいてきたので、夕飯を作っていきたいと思います。
今日はスーパーで手羽元が安かったので、こんなにたくさん買ってきてしまいました。
ジャガイモも、カットしてやります。
オレンジのナイフはスパイダルコなのですが、切れ味が悪くなってきたので今日は出発前に初めて砥石を使って研いだのです。
切れ味は確かに良くはなりましたが、もっと切れるナイフだと思うので、ナイフを研ぐ技術をもっとマスターしないといけません。
ダッチオーブンでロースト手羽元なら簡単でいい
そしていつものようにユニフレームのダッチオーブン6インチスーパーディープに手羽元とじゃがいもを全て詰め込み焚火台にのせるだけ。
とても簡単に作れるロースト手羽元の制作中。
野宿の夜も焚き火は楽しいね
ロースト手羽元は、こうして1時間くらいダッチオーブンを火にかけておくだけでOKです。
時々、蓋をあけて肉が焼けているかを確認すればいいのですよ。
野宿でも焚き火はやはり最高です。
野宿では、この焚き火が必須アイテムだと言っても良いですよ。
科学的な根拠はわかりませんが、きっと原始人の昔から受け継がれた我々のDNAの中に、そういうことが刻まれているのでしょうね。
ソロキャンプの夜はまだこれから。
それでは今回はこのへんで。
この続きは次回の記事「眠れなかった野宿の夜のこと」をどうぞ。