前回の記事「海辺のキャンプ場でソロキャンプ」の続きです。
福井県福井市鮎川町の鮎川園地キャンプ場でのソロキャンプ 2019年10月5日(土)の深夜のこと。
静かな夜にテントに入りぐっすり寝ていたはずが、夜中の2時半頃にテントの外の異変に気づき目が覚めました。
風の唸る音と同時に、インナーテントに外からの圧力を感じました。
「なんだ、台風なのか?」
暴風雨が真夜中に突然やってきた
しばらくテントの中で静止して様子をうかがっていると、外で人が慌ただしく動いている気配を感じました。
強い風が吹き荒れ、雨がテントを叩きます。
その風と雨の音に混じって、遠くでペグを打つ音が聞こえてきます。
僕は急に自分のパンダTCタープが大丈夫か心配になり、すぐにインナーを開け確認しました。
タープは風で煽られているものの、ペグが抜けることなく持ちこたえているようで少しホッとしました。
テントの外に出ると、海から波しぶきが顔に飛んできました。これは相当強い風です。
テントを張る前に挨拶をした、あの隣のソロキャンパーさんのタープは完全に潰されていて、あきらめてタープ下の荷物を引きあげるのに苦戦されている様子。
そればかりではなく、キャンプ場のオープンタープはほぼ壊滅状態で、みなさん大慌てで対処に追われていました。
僕はタープ下で、ずっと風であおられながらも耐えているパンダTCタープの様子をじっと見守っていました。
すると突然、強風でパンダTCタープのサイドのペグが1本抜けタープが暴れ始めます。
慌てて駆けつけペグダウン、なんとか事なきを得ました。
そこはいつも風に備えてエリッゼステークの38cmを打っている個所で、今回は根元までしっかりとペグダウンしていたはずなのですが、地面が半分砂地のようなところなので、すっぽりと抜けてしまったようです。
いつか、ソロキャンプでタープが崩壊した時の記憶がよみがえりました。
もう、あの時のような思いをするのはこりごりです。
そう思いながら雨の中、ありったけの手持ちの鍛造ペグを他のペグダウン部分に打ち込みました。
こうして補強することで、さらなる強風に備えたのです。
少し風が落ち着いたところで風速計を取り出し計ってみたところ6.6m/sありました。きっと一番強い時には10m/sを超えていたと思います。
まったく、これまでキャンプをしていて1番目か2番目に強い風を味わいましたよ。((+_+))
やることはやったし、風もこれ以上強くなる気配はなさそうなので、しばらくしてまたテントに潜りました。
強い風の残る日曜日の朝
2019年10月6日(日)の朝。
夜中に目を覚ましたせいか、寝不足気味になり日曜日は10時ころまで寝ていました。
テントの外に出てみると強い風はまだ残っており、風の影響で波はまだ高いようでした。
ちなみに昨夜の暴風雨ですが、天気予報を見ても、そんな状況になるなんていう予報は全く見当たりませんでした。
でも突然暴風雨になるなんて、キャンプをずっとしていると、少なからずあることなので備えは必要ですね。
今回のソロキャンプで、経験値が少し上がったような気がします。
昨夜の暴風雨の中でやったこと
下の写真は、昨夜抜けたパンダTCタープのペグダウンの個所です。
黄色いペグが抜けた38cmのペグですが、これを28cmのペグをあとから打ち込み補強しています。
それにしても黄色いペグの穴に刺した黒いペグ、役に立っているのか?
嵐の中でペグを打っている時は必死だったのですけどね。(#^^#)
下の写真はタープのサイド中央のハトメにガイロープを結び、朝いちばんに打ちこんだ28cmのペグ2本ですが、この通りすぐに浮き上がってしまいます。
もう少し38cmクラスのペグを買い足しておこうかなと、この時思いました。
海が荒れているし、風もあるので、楽しみにしていた今日の釣りはあきらめがつきました。
午後になってキャンプ場から出かけます。
と言っても温泉に入り、そこで食事をとっただけです。まだ風が強かったのでサイトが心配になりキャンプ場に引き返しました。
再び穏やかなキャンプ場に戻る
16:00頃にキャンプ場に戻りました。テントは無事で、風もだいぶ弱まっていました。
今日は日曜日なので、ほとんどの方が撤収していなくなっていますね。
タープもこの通り元に戻っています。やっと落ち着きました。
暗くなって、まずお湯を沸かしお茶を飲むことに。
カッパ茶飲んでます。
夜中のキャンプ
今回のキャンプではチェアの他に、着替えを忘れてしまいました。
本当は長袖、長ズボンをもってくるはずだったのに、ずっと短パンTシャツ姿でいたこともあり、夜になると寒くなってテントにいったん入ったら、そこから時間がずいぶん経ってしまったようです。
日付が変わるころ、お腹が空いたので起きて麻婆春雨を作ります。
満腹です。
本当は焚き火もしたかったのですが、今日はもう疲れました。
オイルランタンのガラスホヤが白く曇っているように見えますが、これは塩なんです。
昨夜は、波しぶきがここまで飛んでいましたから。(@_@。
「あーぁ、Znめっきのランタンがすぐサビそう。」
それでは、今回はこのへんで。
おやすみなさい。
続きは次回の記事「海キャンプ×ソロキャンプ」をどうぞ。