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今、ミニサイズの2ルームテントがソロキャンプで流行っている
以前からソロキャンプでユニフレームのユニツアー3というミニサイズの2ルームテントを使っているのですが、最近ソロキャンプで2ルームテントが徐々に流行していると感じています。
というのも、今年(2019年)になってZANE ARTS(ゼインアーツ)という新しいアウトドアブランドから発売された ROGA-4(ロガ4)というコンパクトな2ルームテント、そしてDODの人気カマボコシリーズのミニマムサイズとして発売されたカマボコテントソロTC・カマボコテントソロULはソロキャンプに使うのにちょうどよいサイズの2ルームテントという共通点を持っているからです。
これまでは、ソロキャンプで使うのに適切なサイズの2ルームテントがほとんど市場には無かったのですが、最近はソロキャンプに注目が集まっていることもあり、ここにきてほぼ同じタイミングで2ルームテントが発売されました。
ソロ用の2ルームテントは立てる手間が少しありますが、いったん立ててしまえば雨や風を防いでくれ前室内でゆったりと過ごせる快適なテント。
ソロキャンプのスタイルの一つとして、快適なテントでのんびり過ごしたいという方のニーズが高まってきた結果が2ルームテントの流行につながったのだと思います。
芸人のヒロシさんがやっている様なシンプルでワイルドなソロキャンプとは異なりますが、僕は2ルームテントを使った快適なソロキャンプスタイルが好きです。
1年前の2018年にはOgawaのヴィガスも発売されて今も人気だし、今年はソロキャンプに使えるミニサイズの2ルームテントが一段と流行するのではないでしょうか。
今回は、ミニサイズの2ルームテントについて考えたいと思います。
2ルームテントを使うメリット・デメリット
僕がソロキャンプで使っているユニフレームのユニツアー3という2ルームテントは、実は購入時点ですでに廃番になっていたのですが、偶然2017年に限定販売になり、慌てて購入したものです。
ユニツアー3は、その名の通り3人用テント。僕のソロキャンプは荷物が多めなので、3人用くらいの少しサイズに余裕のある2ルームテントがソロキャンプでも使いやすいと感じています。
それでは、まず2ルームテントの成り立ちについて振り返ってみましょう。
どうして2ルームテントが流行したのか
ファミリーキャンプで様々な環境に一番オールマイティーに対応できるスタイルといえば、少し前までテントとシェルターを合体させたものでした。
テントは寝るスペースで、シェルターはテーブルとチェアをセッティングして食事をしたり、くつろぐスペースですが、この2つのスペースを連結することで雨の時でも濡れることは無いし、虫も入ってきにくいというわけです。
もともとシェルターには大きなメッシュがついていて、虫嫌いのお母さんのいる家族には虫のバリアにもなるため人気のアイテムでした。僕もファミリーキャンプを始めた頃は、まずコールマンのテントを買い、そのあとで同じコールマンのシェルターを追加購入してテントとシェルターを合体させて使っていたものです。
ところがやはりシェルターとテントを2つ立てる作業は結構面倒です。はじめからシェルターとテントが合体した2ルームテントは設置がより楽で、何よりテントとシェルターを別々に購入するより価格も安いので、その後2ルームテントはファミリーキャンプの人気アイテムとなったのです。
当時のわが家は、Ogawaのロッジシェルターにインナーをつけて2ルーム化するスタイルでした。
一方、ソロキャンプ用のミニサイズの2ルームテントは、ファミリーキャンプ用2ルームテントのスタイルが完成したのちに、サイズがソロ用に小型化されて出来たものです。
前室の広い2ルームテントのメリット
2ルームテントを使うメリットはいろいろとあります。
1.テントを離れる時、前室にキャンプ用品を全て収納できる
キャンプ場からお出かけする際はテントから離れることになるので盗難の心配があります。そんなとき2ルームテントなら前室にキャンプ道具を全て収納できるので、防犯という点でとても有効です。
2.前室なら冬キャンプで冷たい風を防ぐことが出来る
寒い季節のキャンプで冷たい風を遮ってくれる前室の存在はありがたいです。最近は冬キャンプが人気になっていますが、冬キャンプをするならこうしたシェルターの空間が欲しくなるものです。
3.雨の日でも快適に過ごすことが出来る
テントからシェルターまで幕が連続しているので、テント内にいれば雨の日にも濡れることはありません。
2ルームテントのデメリット
ものにもよりますが、一般的にはテントとオープンタープの組み合わせよりは2ルームテントは設営に手間がかかりますし、荷物のサイズは大きくなりがちです。
ソロキャンプに似合う2ルームテント
現在売られている、ソロキャンプに最適なミニサイズの主な2ルームテントをご紹介します。
Ogawaのヴィガス
~写真はOgawaのHPより引用~
2018年にOgawaから発売されたソロキャンプ用テント。
195cm×225cmの広さに加え、高さが192cmと大人が立つことができる大きな前室を備えている2ルームテントです。スカートがついているので冬キャンプでも快適ですね。前室についているメッシュ部分の面積が大きいのも特長です。
今、僕が一番欲しいテントです。
DODのカマボコテントソロTC
~写真はDODのHPより引用~
貴重なTC素材のテント。焚火を楽しみたいソロキャンプではとてもありがたいテントです。スカートやメッシュもフル装備でついているので全天候型テントといってもいいでしょう。天井高さが120と少し低めなので、前室ではローチェアを使う必要がありますね。
ZANE ARTS(ゼインアーツ)の-004 / ロガ4
~写真はゼインアーツのHPより引用~
ロガ4はクロスフレームが2個所に入っていて横風に強い構造です。テントは2~4人用なので他と比べて少し大きめサイズです。海外製テントのようなデザインですね。見た目よりテントが軽いのが特長です。
各2ルームテントの比較
先に紹介した2ルームテントの仕様を比較してみましょう。
ヴィガス | カマボコテントソロTC | ロガ4 | ユニツアー3 | |
定価 | 70,200円 | オープン | 63,612円 | オープン |
定員 | 2~3人 | 1~2人 | 2~4人 | 2~3人 |
フライシート | ポリエステル75d | ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%) | 50Dシリコーンポリエステルリップストップ・PU加工 | ポリエステルリップストップ68D |
重量 | 9.0kg | 10.3kg | 6.8kg | 8.1kg |
幅×長さ | 258×356cm | 170×450cm | 260×505cm | 165×540cm |
最大高さ | 192cm | 120cm | 140cm | 165cm |
テント内が一番広く感じられるのはヴィガス。前室の高さが192cmもあって、前室内でゆったり過ごすことができる魅力的なテントです。寝るだけのテントならテント高さはあまり重要ではないかもしれませんが、前室があるテントの場合は快適な空間を作る上でこの数値がとても重要になります。
現在使っている最大高さ165cmのユニツアー3は前室の天井高さがそこそこあり、テントの中を移動する際も腰をそれほど曲げなくてもいいので比較的快適です。より高さを確保しているヴィガスの前室は2ルームテントのツボを押さえていると言って良いと思います。
カマボコテントソロTCは唯一のTC幕。火の粉が飛んできても穴が開きにくい素材は、テント前で焚火をするのに都合がいいですね。また、スカート付きなので冬キャンプではありがたいと思います。またコンセント用ファスナーや小物の収納ポケットがたくさんついているところなどDODのやる気が感じられます。
2ルームテントをソロキャンプで使いたい理由まとめ
テント内で快適に過ごせる2ルームテントはファミリーキャンプだけではなく、ソロキャンプでも人気が出来てきています。
最近はソロで冬キャンプをされる方が増えていますが、そんな寒い季節には2ルームテントの前室に暖房器具を入れて暖まることのできるありがたさを特に感じられるはずです。
また、連泊でソロキャンプをするときなどは買い出しやお風呂に行く時など、テントから一時的に離れる必要がどうしてもありますので、そんな時に2ルームテントなら完全に道具をテント内に収納しておけるので防犯上の安心感がありますね。
さて、これからどんな2ルームテントが出てくるのでしょうか? 僕はテント貯金をしながら、これからも新しいテントが発売されるのを楽しみにしています。笑
それでは、今回はこのへんで。