こんにちはochanです。
夏キャンプにおける人類最大の敵といえば、咬まれるとメチャクチャ痒いブヨ(ブユ・ブト)ではないでしょうか。
このブヨ対策として有効なハッカ水作りが今回の記事のテーマです。
ハッカ水は誰でも簡単に作ることが出来るとても安価な虫よけですが、肌にふりかけておけば一定の時間はブヨの襲撃から守ってくれます。
ところで管理人は、この記事を書く前の日にキャンプ場で足を3か所咬まれましたw
すでに今年も負けられないブヨとの戦いが始まっています!
というわけで、この記事ではブヨ対策としてブヨの習性とハッカ水の作り方について詳しくお話していきます。
みなさんも、この記事を読んだらハッカ水を作って憎いブヨから身を守ってください。
それでは、最後までごゆっくりとどうぞ。
はじめにブヨの習性を知ろう
孫子の兵法では、”敵を知り己を知らば百戦危うからず”と言われています。
それではブヨとは一体どんな虫でしょうか?
意外とブヨに咬まれたことがあっても、虫自体を見たことが無くて正体は謎だという方も多いと思います。
ブヨはハエの仲間で、体長が3~6mmほどの小さな虫。
姿やサイズのイメージはコバエにとても似ています。
注目すべきはこのブヨが血を吸う方法です。
蚊とは全く違うのですよ。
蚊(カ)が注射器の様な口で刺して吸血するのと違い、ブヨはまず皮膚を食い破り血を吸います。
ブヨに噛まれた跡に時として流血が見つかることがあるのはこのためです。
ブヨは血を吸うときに麻酔薬(毒素)を注入するため、噛まれてもしばらくはかゆみを感じないことが多いのですが、この麻酔が切れた数時間後、あるいは翌日に激しいかゆみを感じるようになります。
個人の体質にもよると思いますが、おおよそ蚊なら数時間でかゆみが無くなるのに対し、ブヨに咬まれると1~2週間、最悪で1か月くらい激しい痒みに悩まされることもあります。
ブヨが特に嫌われるのはこの痒みがしつこいからですね。
ブヨが出没する場所と時間
ブヨ対策のポイントになるのが出没する場所と時間帯を知ることです。
ブヨの幼虫はきれいな川で育つため、これら渓流の近くでとくに木や草などが生い茂り比較的気温が低く湿度の高いところで良く発生します。
またブヨの現れる時間帯はだいたい決まっていて、夜が明けて気温が高くなる前までと日没寸前の短い時間帯です。
昼間はまず出没しません。
いずれも薄暗い時間帯に活動するので、ブヨが飛んでいても気がつかないことが多いと思います。
他には雨あがりなど、湿度が高い時にも現れることが多いので、こういう時も気をつける必要があります。
ブヨは集団で襲ってくるので、発生する時間帯に集中して数か所を噛まれてしまうことがよくあります。
だからと言って一日中警戒する必要はなくて、ブヨが出没する場所と時間帯に注意して対策を行えばよいということなのです。
管理人流ハッカ水の作り方
ブヨはハエやアブに姿は似ているのですが、とても小さいため噛まれる前に飛んでいるところを見つけるのは蚊の場合よりもはるかに難しいです。
まず小さすぎてコバエと明確に区別をするのが普通では無理ですよね。
ですので蚊のように飛んでいるところを両手でぺチンと挟んで潰すのもまず不可能。
対策としては、まず長袖長ズボンを着て肌の露出をおさえるという服装による対策が一番有効と考えられますが、これも暑さによっては限界がありますよね。
よって、これから作り方をご紹介するハッカ水などによりブヨを近づけないようにする対策が有効になってきます。
それではハッカ水を作るために準備する材料と、作る手順についてお話していきますね。
準備する材料
もちろんハッカ水を作るときに、欠かせないのがハッカ油。
ハッカ油は、「ハッカソウ」という種類のミントを乾燥させて抽出した植物油のことです。
天然由来のものですので安心ですね。
ハッカ油は薬局でよく売られているので、近所の薬局で購入されると良いでしょう。
もし薬局が近くに無い場合でも、Amazonでハッカ油の取り扱いがありますので入手は容易です。
僕も今年初めてAmazonでハッカ油を購入したのですが、意外と安く売られていましたのでこちらをおススメしておきます。
もう一つ必要なのがスプレーボトルです。
下の写真は僕が使っているものですが、このボトルは100均で購入したPET製のものです。
プラスチック製のスプレーボトルはハッカ油に含まれるリモネンに溶かされてしまうため、長期間は使用できません。
もし気になる方はちょっと重いですがガラス製の小型スプレーボトルを使うのが良いと思います。
この2点とあとは水道水で作っていきます。
なお、ハッカ水作りで一般的によく使われるエタノールについては管理人は使用していません。
これについては次に説明しますね。
ハッカ水を作る手順
ハッカ水を作る手順は以下の通りです。
とても簡単ですよ。
- スプレーボトルにハッカ油を入れる
ハッカ油は逆さまにすると1滴ずつ落ちてきますので、ボトルに適量を入れてください。
管理人はハッカ水を好むためかなり多めに入れていますが、中にはハッカ水の匂いや刺激が苦手な方もいると思います。
作るハッカ水の濃度が濃いほど効き目は期待できると思いますが、個人の許容できるレベルはそれぞれですのでハッカ油を入れる量は初めは少なめにし、様子を見ながら徐々に増やしていきましょう。
- 水道水を入れる
水は精製水など用意する必要はなく、水道水で大丈夫です。
ハッカ油の入ったボトルいっぱいに水を注げば、ハッカ水は完成です。
この方法ではエタノールを入れていないので、水と油(ハッカ油)は混ざりあわずボトルの中で分離している状態になると思います。
ですので、スプレーする前に必ずボトルをよくふりましょう。
透明なスプレーボトルであれば、ハッカ水が白濁するのが分かると思います。
僕はエタノールは肌に基本的には良くないので使用していませんが、もし入れたい場合は水:エタノールを10:1で調合してください。
・ハッカ水を目や粘膜にかけないように注意しましょう。
・ハッカ油は可燃性の液ですので、コンロなどの火器には近づけないようにしましょう。
・ハッカ油を原液そのままで使うのはやめましょう。
まとめ
以上、ブヨの習性とハッカ水の作り方についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか。
基本はスプレーボトルと市販のハッカ油さえあれば、キャンプをしている時でも簡単に作ることが出来るのがハッカ水です。
ブヨに咬まれないために、是非ハッカ水を準備しておきましょう。
またハッカ水はブヨ以外にも、ハエやアブ、ヌカカについても有効なので用途も広いですよ。
僕は経験がありませんが、ムカデ除けとしても効果があるそうです。
虫除け以外にも清涼感があるので、僕は運転をしていて眠気を感じた時にも使ったりしています。
最後にハッカ水ですが、ハッカ油を希釈した市販品も売られています。
もしも必要な材料を一式そろえるのが面倒だと感じた方は、こちらを購入し試してみるのが良いと思います。
何故なら使い終わったらこのスプレーボトルが再利用できるからです。
ハッカ水が無くなったら、次からハッカ油を自分の好みの割合で薄めた手作りのハッカ水を入れて使うのも良い選択ですよ。
それでは、今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプを!