厳寒の北海道ツーリング
一人になった途端に吹雪。この装備で走った

この「厳寒の北海道ツーリング」という物語は、むかし僕がばんちゃんと名乗りオートバイツーリングのホームページを制作していた時に、カイリさんという女性からいただいた冒険の書です。

カイリさんとは一度だけオフ会でお会いしたことがあります。その時はもうバイクには乗っておらず小さな娘さんと一緒に遊びに来られていたのですが、すっかりママという言葉の似合う雰囲気でした。バイクがとても好きなのが話していると伝わってきて、オートバイに乗っていなくても乗っている姿が想像できるような小柄で活発な印象の方でした。

この原稿を受け取った頃の僕は、オートバイにテントを積んで休みのたびに日本中を走りまくっていたこともあり、自らの限界を超えようとしたバイク乗りの物語の中にグイっと引きこまれ最後まで一気に読み終えてしまいました。

読んだ後でこの冒険記に登場する数々の場面を想像しては、「いつか自分もそこへ行ってみたい!」とか思っていたのですが、今でも思っているだけなのは、結局は縁がなかったのかもしれません。

そんなカイリさん、あの伝説のツーリングマガジン「アウトライダー」でライターをされていた方だということを後で知りました。当時はアウトライダーがまだ発刊されていましたから、その雑誌のライターといえばツーリング好きにはもう神様のような存在だったのです。

このお話を読むと伝わってくる臨場感にプロライターの文章レベルの高さをひしひしと感じたのもこの時で、それ以来僕が文章を書く時の目標になっています。

当ブログはキャンプブログなのですが、特にソロキャンプが好きな方はカイリさんの行動に共感できる部分が多いのではないかと考えたこと、そしてこの素敵な冒険のお話をもう一度ひとりでも多くのバイク好きの方に読んでいただけたら幸いと思い、このブログで復活させました。あれからずいぶん時がたってしまいましたが、カイリさんもきっとどこかで見てくれていることでしょう。

それでは前置きが長くなりましたが本編をどうぞ。以下、キャンプションはあとで僕がつけたものですが、他は全てカイリさんの書いたオリジナルの文章です。

出演者
カイリ 当時二十代なかばをちょっと過ぎた既婚女性。16歳からバイクに乗りっぱなしのツーリングフリーク。愛車はZ400GP&DT125LC。
友人T 当時独身の男性。メカの師匠。昔、大みそかの富士山のキャンプ場で知り合った。
ダンナ カイリのダンナ。ツーリングはしないバイク乗り。
ばんちゃん このお話を書かせてくれた方。

厳寒の北海道ツーリング その1
一人になった途端に吹雪。この装備で走った

 

ある日、お気に入りのホームページの制作者である「ばんちゃん」からメールが来た。掲示板にちょこっと書いたツーリング話を、まとめて載せてくれるという。アルバムを開くと、吹雪の写真が目についた。あの日の、ヘルメットのなかにうずまく風切り音が、聞こえたような気がした。

厳寒の北海道ツーリングへの誘い

「なー、行けるって! 絶対! さー行こう!」
今から温泉に行こうという誘いではない。よりによって、北海道にツーリングに行こうというのだ。それも、2月に。
私を誘った友達は、バイクを作るのが商売のY社にお勤めの独身男。以前はBW'sで一人で行ってたが、荷物の積載量に限界を感じたらしい。私が水冷DT125を持っているのに目をつけ(自分も持っている)、誘ってきた。理由は「パーツ共有できるから」だそうだ。
最初は鼻で笑い飛ばしていた私も、だんだん彼の話に引き込まれていった。「でも…寒いでしょ?」「そのための完全防寒だよ。バイクの方の対策はノウハウあるから大丈夫」「コケるだろうなぁ…」「一緒に行くんだから、起こしてやるって」そんなやりとりが続き、結局ダンナの了解も取り付けて、なんだか行くことになってしまった。完全に乗せられたとしか、今にしてみれば言いようがない。

荷物は基本的に夏のキャンプ道具+冬用シュラフや備品。装備を揃えるのには、バイク用品屋ではなく、登山用品屋を回った。冬用シュラフのほかにインナーシュラフ、アウターシュラフ。キャンプでは銀のマットを敷いていたが、それでは役不足というので特殊ウレタンのマットも購入した。

装備は起毛の下着(ババシャツ?)、インナースーツに始まり、ハイネック、フリースと冬山だったらこんなに着たら登れない、というほど厳重に着た。アウターは中古の「風魔+1」とオーバーパンツ。借りたスノーモービル用ブーツの中は毛糸の靴下。冬用グローブ、メットはオフ用ジェットだがゴーグルは熱線入り、フェイスマスクは大きく作り直した。
バイクの方も当然厳寒仕様。友人がノウハウを持っていたので、DTを持って静岡の彼の家までダンナと行き、骨までバラして作り直した。おもな内容は次のとおり。

① 中の水が凍らないよう、キャブレターにチューブを取り付けた。つまりキャブの横
に銅のパイプを固定し、冷却水を通す。
② 始動はスノモ用のプライマリーポンプを使用。ガソリンを直にマニホールドに入れ
、キックのかかりを良くする。
③ エンジンを16psから18psへ乗せ換え。
④ DT200のリヤウインカー。フレキシブルにした。
⑤ 6V→12V。
⑥ 寒冷地用サーモスタット、Fブレーキのディスク化、Rキャリヤの大型化、バッテ
リーをメンテナンスフリー化、チャンバー交換などなど。寒冷地となんの関係もない
がついでにやったものもあり。

この旅の目的地はオホーツクの海。流氷を見るのを最大の目的とした。バイクが出来上がってから、テストランとして茨城から浜松まで走ってみたが、十分寒くてつらかった。こんなんで氷点下の雪道を走れるのかとは思ったが、時すでに遅し。

そんなわけで、2月半ばに室蘭港に立っていた私なのであった。
実は予約していた日の大洗~室蘭のフェリーが、低気圧のせいで欠航。翌日、貨物のために出航する客船があると聞き、乗ってきたのだ。
それは傍若無人に揺れた。放り投げられるかと思うほど持ち上げられ、膝カックンでどすんと落ちる。歩行不可能、人前で初のほふく前進を披露。高波で船は進まず、仙台港から行きつ戻りつ、20時間のところを48時間かかって室蘭にたどり着いたのであった。

難儀はそれでも終わらない。船酔いでフラフラのところを、いきなり氷の夜道に放り出され、旅はスタートしたのであった。とりあえず旭川方面を目指す。しばらくは太平洋側なので、場所によっては凍ってない道もけっこうあった。ところが峠に入ったとたん、気温はー15・9度。寒さでいきなり唇がぼろぼろになり、以後治らない。

名所・層雲峡の滝はカチカチの氷爆。石北峠の下りでは、悲鳴をあげつつ大カウンター大会。ブレーキのかけ方は知っているのだが、わずかな力の加減でリヤが跳ね出す。路面が、四輪のわだちですっかり氷の溝になっているため、ちょっと溝からタイヤが出ると、あとはどうにもとまらな~い! おまけに吹雪が始まって、前が見えない。ゴーグルに白いレースカーテンを貼ったようだ。

ぎゃああ~! と声がかれたころふもとにおりた。タイヤはピンを打ってある特注ものだ。北海道のショップから取り寄せたもの。ピンにはマカロニタイプと凸タイプがある。私のDTは、ちょっとお高い凸タイプ。このほうがややグリップするそうで、命にはかえられなかったのだ。一日の走行距離、120㎞ほど。果たしてオホーツクまでたどりつけるか? この頃体重突然2㎏増。寒さに対応して変化したのか。アザラシ現象と名づける。

厳寒の北海道ツーリング その2

石北峠にて。氷点下15度を越える

石北峠をやっとの思いで越えた。その夜泊まったのが、なーんもない所にぽつんとある湯治場。昼に、ドライブインで味噌ラーメンをすすった時に教えてもらった穴場だ。
いちめん雪ばかりの道に、小さな看板。湯治場の入り口だ。雪に埋まりそうなそこには、ばあちゃんたちの先客がいた。若いモンが珍しいのか、話しかけてくれ、みかんをくれた。

自炊の流し場、部屋のストーブ。音のない静かな廊下に、ばあちゃんたちの笑い声がもれてくる。風呂は男女別の入り口だったが、中はつながっていた。友人とは時間差で入ったが、よそのおじさんとは一緒に入ってしまった。ほの暗いあかりの外、窓のむこうにはぼうぼうと雪が降りしきっている。時折、どさ、と木々の枝からおちる雪の音。
なんとも雰囲気が良くて、連泊してしまう。客も従業員も年寄りばっかりなので、雪かきを手伝う。かわりにごはんもらったりして、天国のような暮らしをしてしまった。

後ろ髪をひかれて出発。とりあえず網走を目指していたので、北見まで行く。大きな街だ。夏のツーリングだったら、何も考えずただ通り過ぎるだけだろうが、冬はある意味で峠より危険なところ。それは交差点が多く、わだちが縦横に走っているためだ。
信号にさしかかると、緊張が走る。信号のどまんなかでわだちにタイヤを取られ、行きたくもないほうへ曲がらされてしまう。とにかくそういう場所では、足こぎをして慎重に半クラで渡る。後ろの渋滞した車も、不思議とホーンを鳴らさない。たぶん、あせらせて自分の前でこけてほしくないからだろう。北見の皆さん、ごめんなさい。

そしてついに網走! この道の突き当たりはオホーツクなんだと思うと、感慨もひとしお。街の手前の川で、なんとアザラシの家族を発見。海の生き物じゃなかったっけ? 淡水でも住めるのかあ。家族なのか、凍った川の上で何頭もごろごろしてた。
みんな車をとめて、写真撮ってたので自分も撮ったが、望遠がなかったので黒い点(泣)。
民宿に荷物をおろして、身軽になる。カメラを持って、バスで網走の港へ。ついに見たぞ、流氷だ! 静かな湾内に、ぷかぷかと蓮の葉状の氷が漂っていて、からからと乾いた音を立てていた。満潮時に打ち上げられたらしい、大きな氷のかたまりに触る。色もペパーミントで、キレイだ。友人は岸壁ぎりぎりまで行って写真を撮ったが、風が吹いたとき飛ばされそうになって、あわやオホーツクのもずく、いや藻屑になるところだった。
夕食は民宿で、自炊。床暖房が入っていて最高に暖かい。幸せ。

厳寒の北海道ツーリング その3
ハスの葉状の流氷

流氷の上に乗りたい

流氷を見たあとは、上に乗りたい。というわけで、翌日はバイクを走らせる。天気は最高にいい。網走は流氷が接岸してなかったので、接岸してる所を目指す。ところが、我がDTが初パンク! 接地面積を上げるため、空気圧を下げてるので仕方がない。この時のために、タイヤ交換の特訓をしてきたのだが、いざ本番となると寒さで手が動かない。見かねた友人が、「今晩のメシおごり」ということでやってくれた。
自分の非力さと経験不足にちょっとしおれるが、死んでしまっては元も子もないので、素直にお願いした。

能取(のっとり)という所で冬期だけの氷の遊園地をやっていたので寄り道。氷のすべり台で絶叫したあとは、氷の家でジンギスカン。今日は暑くて、-5度もある。
すでに体は寒冷地仕様と化している。高台に立つと、海と思われるところは平原のよう。あるいてロシアに行けるのかあ、とぼんやり考える(行けないって)。
そこから流氷体験ツアーが出ていたので参加。何かと思ったら、各自スノーモービルに乗って、ガイドに連れていってもらうもの。スノモは初体験だったが、やみつきになりそうだった。レンタルもあるが、自前のヘルメットをつけて出発。木立の中をしばらく走ると、真っ白な平原が見えてきた。あれが海か。

接岸した流氷は、海の形をした平原だった。まぎれもなくそこは海なのに、音がまったくない。しいんとした動かない雪野原。足を踏み込むと、妙にぐずぐずした感触。でもかっちり凍っている。ボールくらいの氷のかたまりがゴロゴロしている。波打ち際は白黒のまだら。白が凍った波で、黒が浜だ。魚は?貝は?と疑わずにはおれない。不思議な空間に入り込んだようだった。

厳寒の北海道ツーリング その4
ついにオホーツクの海の上に立つ!

 

その後紋別まで行き、観光砕氷船ガリンコ号に乗って沖まで観光。そこで初めてほかのライダーに会う。札幌の人たちで、クロスカントリースキーの大会に出たらしく、スキーをしょって走っていた。転ぶと「死ぬより恐い」と言っていた。彼らはどっかで写真を撮られたらしく、のちにバイク雑誌に載っていた。
ライダーハウスが開いていたので、そこに泊まることにした。先客が何人かいた。
夏に来て、雪に降られて帰り損ね、缶詰工場で働いていた沖縄ナンバー。いかにもプータローの練馬ナンバー。自転車の学生達は、途中吹雪で進めず、バス停に避難していたところを除雪車に助けられたと言っていた。

宿でも暖房が切れると眠れないほど寒い。冬用シュラフのフル装備で眠る。屋内でこれだけ寒いのだ。外でテントを張ったら、想像を絶する寒さだろう。もともと体力がないところに、寒さによる疲労でかなり疲れている。せっかくの装備だが、今回の自分にはテント泊は無理と、友人に告げた。彼は「うん」とだけ言って笑った。

友人といろいろ喋っているうち、どちらからともなく、「やっぱ別れて走ろうか…」となる。二人とも今までずっとソロツーリングばかりだったから、こんなとこでもソロで走りたくなる。そういうふうに自分たちを育ててきたのだ。それにしても友人は、私を女の子だから危ないとは思ってない。思ってたらこんなとこで、ぶ厚いシュラフにくるまってるもんかい。

友人は日本海へ向かうと言った。私は走るペースが遅く、後ろを走る彼のストレスも心配だった。社会人の、せっかくもぎ取った長い休暇、めいっぱい楽しんで欲しい。そして私は南下を決めた。普通に走っても、ゴール地点の室蘭で一緒になったりして。

数日その町で過ごしたあと、出発。翌日は上川泊まり。ゆうべからひどい吹雪だ。
愛別まで行き、信号で「じゃあ」と別れた。たったひとりで、雪の中に消えていく友人の背中を見送る。あっという間に見えなくなり、そのあとホーンが鳴ったような気がした。私は「よっしゃ」と気合いを入れ、エンジンをかけた。

厳寒の北海道ツーリング その5
スキーを背負っていた北海道のライダー

吹雪の峠を越える

走り出してすぐ、吹雪になった。それも、いままで見たことのないすごい雪だ。よりによってこれから、カムイコタンを越えるのに。緊張と低温で、唇ががさがさになる。視界は真っ白だ。ただの白い壁に向かって走っているみたい。自分が走っているのか止まっているのかもわからない。バックミラーにも、同じ色だけが写っている。
対向車線にも、一台の車も通らない。
ふと、思いついてバイクを止めることにした。峠にはチェーンを巻くための路肩のスペースがあるが、ヘタに入ると積もった雪で出られなくなりそうなので、ぎりぎりまで寄せてとめた。エンジンはかけっ放しで。
荷物を下ろし、カメラを出す。一生に一度になるに違いないこの旅を、カメラにおさめておこうと思ったから。グローブをぎしぎしと外して、かじかんだ手でミラーに写る自分を撮った。

さあ、とっとと行くぞと思ったが、なんとグローブがはまらないではないか! 手が濡れているうえかじかんで、内側の起毛に引っかかって指が入らない。だんだんあせり始めるが、どうしようもない。感覚のなくなった指を口にくわえて暖め、必死の思いでなんとかはめた。
ほっとしたら、今度はエンジンが止まっている。スノモ用のチョークを引いてキックするが、これも言うことをきかない。何分経ったか、やっとエンジンはかかり、逃げるように走り出した。まったく他の車が来ないと思ったら、通行規制になっていたらしい。対向車線には、黄色い回転灯を付けた車が、何台もの車を先導してゆっくり通り過ぎていった。

峠を降りるとそこは美唄の街。やっと人里に降りた安心感が心にひろがる。緊張と疲労で疲れて、くたくたになっているのに、道は除雪車が通ったばかりで、雪面はきれいに削られてテカテカ。スケートリンクと同じ状態。
踏ん張る力も残っていなかったため、ズルッときたらそのまま転んだ。スピードは出ていないのに、バイクはすべり続けて止まらない。またがったままのかっこうで、転倒したバイクは滑っていく。
ふと見ると後ろにトラックが! あ、これは死ぬか!?と一瞬思ったが、敵は雪道のプロ。キレイに私の少し手前で止まった。前を走るバイクを警戒していたらしい。
やっとバイクが止まった。はさまった足を引き抜きバイクを起こすが、タイヤが滑って起きない。ズルズルッと移動するだけ。スパイクピンも横倒しでは引っかかってくれない。 えいこらやってたら、後ろで待っていたトラックの運ちゃんが笑いながら出てきて、手伝ってくれた。その横を、すげえ勢いで郵便カブが抜いていった。ありがとう運ちゃん。すごいです、郵便屋さん。その夜、宿で体重が5㎏減っていることに気づいた。かみしめたせいか、奥歯も折れていた。この時になって、私は初めて「冬の北海道」を知ったような気がした。ここはプロが走る場所なのであった。
この日、本州では「春一番」が吹いたとTVで言っていた。とおい所の話だ。

ようやっと出た太平洋岸は、異世界のように雪がなかった。岩見沢からの道はアスファルトがむき出し。天気はピーカン。スパイクピンを削りながら快調にDTは走り、信じられないほど早くゴール地点の室蘭(チキウ岬)へ着いてしまった。
それでもフェリーターミナルには、夏と違って一台のバイクもいない。チケット売場で「バイク一枚」と言うと、カウンターのおじさんはちらっと私を見た。「夏に帰りそびれたの?」とでも言いたかったんだろうか。私は心の中で、「そうだよ。季節に乗り遅れたんだ。今から、うちに帰るんだ」と答えた。

がらがらの待合所でグタッと座り、ぼーっと旅を振り返ってみると、「寒い。寒かった」の一言しか出てこない。「ああ楽しかった、また来よう」と素直に言えないほどの強烈な体験。8割つらいことばかり。それでも残り2割は「感動的に楽しかった」。

友人はどこへ行ったか、とふと考える。彼のことだ、どっかで生きてるだろうと信じるしかない(その頃、朱鞠内湖畔のキャンプで雪に埋まって格闘中だったらしい)。
3月2日夜。動き出した大洗行きフェリーの、貸し切りとなった2等船室で、泥のように夢も見ずに眠った。

おしまい
日程:2月16日~3月3日(16日間) 費用:用品含めて20万円ほど

あとがき

最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。友人はその後、小樽方面へ脱出し、登別の温泉に入って帰ってきました。さすがエキスパート、ちゃんと楽しんできたようです。まだまだ私は修行が足りない。私は現在二人の子持ち、ツーリングはちょっとお預けです。彼もソロツーリングで知り合った子と結婚しました。でもお互いジジババになった時、また流氷を見に行きたいねと言っています。その時は温泉に混浴できるでしょう。最後に、この場を与えてくれたツーリストのばんちゃんに、最高の感謝を!

1998/11/30

 

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