こんにちは、ochanです。
今回はソロストーブでペレットをずっと燃やし続けていると燃焼室にどんどん溜まってくる炭化したペレットの利用方法についてお話しします。
ソロストーブでペレットを長時間燃やし続けていると、燃焼室内に炭になったペレットが次第に溜まってきます。
これはソロストーブへペレットの追加投入を繰り返すと、投入されたペレットが炭になるまでの時間に比べ、炭になったペレットが灰になるまでの時間の方が長いため炭が増えてくるからです。
以前書いた記事、
でもこの現象を少し話しましたが、今回はこの炭の使い道について深く掘り下げようと思います。
話しがマニアックな領域に入ってきた感じがしますが、同じ様にペレットを燃やしている方の参考になればと思っています。
それでは最後までごゆっくりとどうぞ。
目次
Solo Stoveは炭化したペレットが増えると鎮火する
僕が使用しているソロストーブはSolo Stove Campfire（SSCF）というモデル。
ソロストーブの３兄弟の中で一番大きくて、寒い時に暖まるにはパワーが最もあって頼りになるサイズです。
このソロストーブは暖房として使っているため、キャンプをしている時、基本はずっと燃やし続けています。
ところがソロストーブで長時間ペレットを燃やしていると、だんだんと内部に黒く炭化したペレットが溜まってきます。
そしてこの炭化したペレットの層が厚くなってくると、空気抵抗が徐々に増えて下から風（一次空気）が入りにくくなるためやがて鎮火してしまいます。
これがペレットをソロストーブで燃やすときの最大の難点となります。
この対策としては、ある程度炭化ペレットが溜まってきたところでこの炭化したペレットを取り出してやることしか今のところありません。
今回はこの取り出した炭化ペレットの使い方について、２通りの方法を提案しますね。
炭化ペレットを焚き火の着火剤として使う方法
炭化ペレットの使い方の一つは、次の焚き火の時の着火剤として使う方法です。
粒状の小さな炭なので火力が強く、たいていの針葉樹なら薪割をせずに着火することが出来ると思います。
まずはソロストーブにいっぱいになった炭化ペレットを中華お玉ですくって火消し壺に入れます。
危険なので決してソロストーブを逆さまにひっくり返して、火消壺に移すようなことはやめましょう。炭になったペレットがこぼれて火事になる恐れがあります。お玉などを使って炭化したペレットをすくって移す方法が安全です。
中華お玉については、次の記事で紹介していますので参考にしてください。
僕が使用している火消し壺はユニフレームの火消し壺SUSです。
この時はソロストーブが２回ほど炭で一杯になったので火消壺に移す作業をそれに応じて２回行いましたが、２回目には火消壺が炭で一杯になりました。
あとは蓋をして、次回のキャンプにこのまま持っていきます。
着火剤として優秀な炭化ペレット
ここで使用している焚き火台はコールマンのファイアーディスクです。
火消し壺SUSに一杯に入っていた炭を全て入れると、下の写真のような感じになります。
薪を燃やした後に出来た炭も少し入っていますが、それでも8割以上は炭化ペレットです。
この炭にガストーチで火をつけて風を送ってやるとすぐに炭が赤くなってきますので、そこに薪をのせて更に空気を送り込んでやれば下の写真の様に薪に簡単に火がつきます。
消し炭は火がつきやすく火力も強いので、着火剤の代わりに使うと便利です。
ここで使用している薪は広葉樹ですが、簡単に燃え始めます。
炭全体が赤くなるとそれ自体がもう火床になりますので、そのころには焚き火の火が安定しているはずです。
この炭化ペレットの使い方は次回のキャンプで焚き火をする際の着火作業が楽になるので、なかなか有用だと思います。
ただし２週連続でペレットを使い焚き火をしたい場合は、火消壺に溜まった炭化ペレットを消費するチャンスが無いため不都合が生じてしまいます。
そこで、次に紹介する使い道を考えました。
炭化したペレットをゆっくり燃やす方法
次のアイデアは、炭化したペレットをその場で最後まで燃やす方法です。
そのためには炭化ペレットをソロストーブの中からいったん取り出し、別の炭専用の焚き火台に移してやります。
つまりサブのストーブで炭化したペレットをゆっくりと灰になるまで燃やしてやるというわけです。
当然ながら火力はメインのソロストーブよりも弱いのですが、それゆえにキャンプでの使い道は広がります。
作業としては、まず先ほどと同じ様にソロストーブの中から炭化ペレットを別の焚き火台に移します。
ユニフレームのネイチャーストーブラージをサブストーブとして使う
はじめに炭化ペレットの燃焼用としてユニフレームのネイチャーストーブラージを使用してみました。
ネイチャーストーブラージにはしっかりとした五徳がついているので、下の写真の様にユニフレームの焚き火鍋18cmでも置くことが出来ます。
ネイチャーストーブラージのサイズ感はソロストーブキャンプファイヤーより一回り大きく、ソロストーブで出来た炭をいくら入れてもあふれることはまずありません。
例えば鍋を作る際にはソロストーブで鍋を沸かして作り終わったら、その鍋をサブストーブの方に移して弱い火力で保温という使い方が出来ます。
ただし、これは僕の正直な感想ですが、ネイチャーストーブラージは中に入れる炭化ペレットの量に対して本体のサイズが大きすぎるようで、使ってみて火力がかなり弱いなと感じました。
そこで次にもっと小型のサブストーブを試してみることにしました。
ネイチャーストーブをサブストーブとして使う
次に使ったのは同じくユニフレームのネイチャーストーブです。
ネイチャーストーブはネイチャーストーブラージにくらべてかなり小さく、一回炭をソロストーブから移すとほぼ中が埋まってしまうくらいです。
その分だけ火力はあがります。
時間は少しかかりますが、ケトルに水を入れてお湯をわかすことも出来ますよ。
ネイチャーストーブのサイズ感ですが、ソロストーブキャンプファイヤーから出てきた炭化ペレットを全て受け入れることは出来ず、一部火消し壺に入れることになりますので少し小さい感じがしました。
使えないわけではありませんが、良いサイズを見つけるのはなかなか難しいですね。(#^.^#)
炭化ペレットを抜いた後のソロストーブ
炭になったペレットをサブストーブに移した後、ソロストーブにまた新しいペレットを入れて着火してやります。
もちろん、火力の方は元通りに戻りますよ。
やっぱりソロストーブは２次燃焼による炎の高さが最高ですね。
まとめ
以上、今回は炭化したペレットの使い道について深堀りしてみました。
僕がキャンプ中にいろいろと試してきたことをまとめたのですが、いかがだったでしょうか。
ネイチャーストーブもネイチャーストーブラージも「帯に短しタスキに長し」な感じでしたが、今後はまた改良を考えながらソロストーブを使い込んでいきたいと思っています。
みなさんも、もし良いサブストーブが見つかったら教えてください。
それでは今回はこのへんで。
みなさん、楽しいキャンプライフを！